第76回ベルリン国際映画祭の授賞式がドイツ現地時間2月21日に行われ、
「ありふれた教室」で知られるチャタクが手がけたドイツ・フランス・トルコの合作映画「Yellow Letters」は、政治的な理由で国家によって弾圧される芸術家夫婦の物語。新作劇の初演で起きたある事件により、職も家も失った彼らはイスタンブールへ移住する。13歳の娘との間には次第に溝が深まり、やがて2人は自分たちの価値観と家族としての未来のどちらかを選ばざるを得なくなるのだった。現時点で日本公開は未定だ。
芸術性や革新性、映画表現としての挑戦を重視するFIPRESCI賞を獲得した「チルド」は、「NN4444」「〇〇式」で知られる映画レーベル・NOTHING NEW初の長編実写作品。コンビニを舞台としたホラーで、共演には
コンペティション部門の銀熊賞(審査員大賞)は、トルコの山奥の村で土地をめぐる争いが再燃するさまをつづったエミン・アルペルの監督作「Salvation(英題)」のもとへ。銀熊賞(審査員賞)は、ランス・ハマーが監督を務めた「Queen at Sea(原題)」が受賞した。同作では認知症の女性を支える夫と娘の姿が描かれ、キャストの
第76回ベルリン国際映画祭 主要部門受賞結果
コンペティション部門
金熊賞
「Yellow Letters(英題)」(監督:イルケル・チャタク)
銀熊賞(審査員大賞)
「Salvation(英題)」(監督:エミン・アルペル)
銀熊賞(審査員賞)
「Queen at Sea(原題)」(監督:ランス・ハマー)
銀熊賞(監督賞)
グラント・ジー「Everybody Digs Bill Evans(原題)」
銀熊賞(主演俳優賞)
ザンドラ・ヒュラー「Rose(原題)」
銀熊賞(助演俳優賞)
アンナ・カルダー=マーシャル、トム・コートネイ「Queen at Sea(原題)」
銀熊賞(脚本賞)
「Nina Roza(原題)」Geneviève Dulude-de Celles
銀熊賞(芸術貢献賞)
「Yo(Love is a Rebellious Bird / 原題)」アンナ・フィッチ、バンカー・ホワイト
国際映画批評家連盟賞(FIPRESCI賞)
「Soumsoum, the Night of the Stars(英題)」(監督:
エキュメニカル審査員賞
「Flies(英題)」(監督:
パースペクティブズ部門
新人長編映画賞
「Chronicles From the Siege(原題)」(監督:アブダッラー・アル=ハティーブ)
国際映画批評家連盟賞(FIPRESCI賞)
「Animol(原題)」(監督:
パノラマ部門
観客賞(劇映画)
「Prosecution(英題)」(監督:ファラズ・シャリアット)
観客賞(ドキュメンタリー)
「Traces(原題)」(監督:Alisa Kovalenko、Marysia Nikitiuk)
エキュメニカル審査員賞
「Bucks Harbor(原題)」(監督:Pete Muller)
国際映画批評家連盟賞(FIPRESCI賞)
「Narciso(原題)」(監督:マルセロ・マルチネッシ)
フォーラム部門
エキュメニカル審査員賞
「River Dreams(原題)」(監督:Kristina Mikhailova)
国際映画批評家連盟賞(FIPRESCI賞)
「チルド」(監督:岩崎裕介)
ジェネレーション部門
Kplusグランプリ
「Gugu's World(英題)」(監督:アラン・デベルトン)
スペシャルメンション(特別表彰)
「Atlas of the Universe(英題)」(監督:
「チルド」監督・岩崎裕介 コメント
もがきながら作った初めての長編映画でこのような栄えある賞をいただけたこと、夢のようです。
個人的な物語として作ったものが、こうして海を超えて多くの方々にご覧いただき、まがりなりにも共感や衝撃を与えられたことが、すこし不思議な感覚です。映画制作の面白さを実感しました。もっと勉強して、また作りたいです。
「チルド」主演・染谷将太 コメント
ベルリン国際映画祭で国際映画批評家連盟から「チルド」へFIPRESCI賞を! 新たな映画文化に対する賞を頂き本当に光栄であり、審査員の方々のセンスの塊に脱帽と歓喜です。
この映画のジャンルを超越した先にある岩崎監督の哲学に触れてくださった結果だと勝手に思っております。
刻一刻と進む時代に遅れないこの作品を劇場で1人でも多くの方々にみて頂きたいと願っております!
(情報提供:IndieWire / VM / ゼータ イメージ)
関連記事
イルケル・チャタクの映画作品
関連する人物・グループ・作品
映画ナタリー @eiga_natalie
ベルリン国際映画祭の金熊賞はイルケル・チャタク監督作、染谷将太主演「チルド」も受賞(コメントあり)
https://t.co/MYEJo28beE
#第76回ベルリン国際映画祭 https://t.co/PebRIHNkBD