嗣江は、アウトローな雰囲気の裏に愛情深さや誠実さを備える、弔いのプロフェッショナル。本作へ出演するにあたり、柿澤は葬儀について専門書で学び、専門家からの指導も受けたという。ドラマ初主演の彼は「このドラマを通して皆様の心のどこかに生きることと死ぬことについて少しでも何かを残すことができれば本望です。その一方でしんみり、悲哀に満ちたドラマにするつもりもありません。素敵なキャスト・スタッフと共に軽妙な芝居を作り、時にクスッと、時にうるっとくる作品を目指したいと思います!」と意気込んだ。原作者の清水、プロデューサー・
「終のひと」はTBSのドラマストリーム枠で、毎週火曜24時58分から放送される。脚本は倉光泰子、川﨑龍太、
ドラマストリーム「終のひと」番組情報
放送局・放送日時
TBS系 2026年1月スタート
毎週火曜 24:58~ ※一部地域を除く。放送時間変更の場合あり
※TVer、TBS FREEにて見逃し配信あり
スタッフ・キャスト
原作:清水俊「終のひと」
脚本:倉光泰子 / 川﨑龍太 / 金子鈴幸 / 湯田美帆
演出:小村昌士 / 大内舞子
出演:柿澤勇人ほか
柿澤勇人 コメント
この度「終のひと」にて嗣江宗助役を演じます柿澤勇人です。
この作品のオファーをいただいた時期、僕は11年前に旅立った高校の同級生が眠るお寺で手を合わせていました。
毎年彼女の命日には担任の先生やクラスメイトが集まり、彼女との想い出や昔話に花を咲かせます。しかし、僕も皆も口を揃えて言うのが、未だどこか彼女の死を受け入れられない、信じることができないということ。ご遺族のことを思うと一層胸が締め付けられます。
人はいつか絶対に死ぬというのに、僕は今を生きることに精一杯で、自身の死後について、葬儀やお墓、ましてやエンディングノートについても考えられていません。
しかし、清水俊さんの原作を拝読し、徐々に自分の死生観が変わりつつあります。一つとして同じ葬儀は無いこと、そして葬儀は遺された者たちのためでもあること…。
このドラマを通して皆様の心のどこかに生きることと死ぬことについて少しでも何かを残すことができれば本望です。その一方でしんみり、悲哀に満ちたドラマにするつもりもありません。
素敵なキャスト・スタッフと共に軽妙な芝居を作り、時にクスッと、時にうるっとくる作品を目指したいと思います!
清水俊 コメント
この「終のひと」は私の初連載作品であり、思い出深いと共に大事な作品です。それが今回映像化のお話をいただいた事は非常に光栄に思っています。
「死」をテーマにした作品ですが、単純な涙を誘う話にならないように気をつけました。ドラマ版「終のひと」もそこを丁寧に作ってもらえていると思うので、いち視聴者として楽しみにしています。
佐井大紀(プロデューサー)コメント
余命わずかの破天荒な葬儀屋は、様々な「死」にどう向き合っていくのか?
清水先生の原作に思わず胸が熱くなり、映像化の企画書を出したその数日後、親しかった同級生が突然の事故で亡くなりました。ほんの数カ月前に同窓会で会い、家を買ったことや生まれたばかりの子供の話をしていた彼は、まだ30歳でした。
現実を飲み込めぬまま葬儀に参列した私は、涙をこらえスピーチする喪主のお父様や、ときに笑顔まで見せきびきび運営するお兄様、泣き止まぬ赤ちゃんを背負い参列者一人一人にお辞儀するお母様と奥様の姿を見て、葬儀とは故人のためだけでなく残された人々のためにもあるのだと感じ入りました。
ご遺族の気持ちは、そう簡単に推し量れません。しかし一方で私は、お別れの儀式を支える「葬儀屋」の方々の丁寧で機敏な仕事ぶりの節々に、プロとしての覚悟と哲学を見ました。
このドラマは、破天荒な葬儀屋・嗣江とその弟分・梵のしょうもないやり取りに笑いながら、葬儀に関わる人々とその事情、人情、愛情、倒錯、不条理、リアルに胸が締め付けられる、可笑しくて切ないヒューマン・エンターテインメントです。
主演の柿澤勇人さんはじめスタッフ・キャスト一丸となり、心を込めて取り組んでいます。大切な人を失った悲しみを受け入れ、未来を生きようとする全ての方に、この物語を捧げます。
柿澤勇人の映画作品
リンク
鯖世 笠晴 (さばよ、かさばれ) @dark_gletamine3
柿澤勇人が破天荒なベテラン葬儀師に、TBS1月期「終のひと」でドラマ初主演(コメントあり) https://t.co/95aJ4eCseR
ドラマストリーム「終のひと」番組情報
放送局・放送日時
TBS系 2026年1月スタート
毎週火曜 24:58~ ※一部地域を除く。放送時間変更の場合あり