第38回東京国際映画祭で劇場アニメーション「
いしいしんじの同名小説をもとにした同作は、何かを好きになると無我夢中になってしまう“トリツカレ男”のジュゼッペが、公園で風船を売っている女の子ペチカに恋をすることから始まるミュージカル。佐野晶哉(Aぇ! group)がジュゼッペ、上白石萌歌がペチカを演じた。
髙橋は「プロデューサーがある日『これをやりましょう、ミュージカルで』と原作を持ってきました。最初は戸惑いましたが原作が素晴らしかったので、素敵な映画になるようにがんばりました」と語る。ジュゼッペの頼れる相棒であるハツカネズミ・シエロ役の柿澤は「脚本を読ませていただいたのですが、シエロをはじめ登場人物が本当に温かく心に残りました。素敵な音楽もありますし、絶対に参加したいと思いました」と回想した。
柿澤を起用した理由について、髙橋は「主人公のジュゼッペが好き勝手に動き回るキャラクターなので、相方であるシエロはとてもしっかりした方に演じてもらいたかった。そこでミュージカル経験が豊富な柿澤さんにお願いしました。シエロは一番しゃべるキャラクターで、ジュゼッペの親友として頼りになる相棒感を出してほしいと思いました」と説明。柿澤が「(シエロは)会話もしますし、チューチュー言うんですよ。チューチューのバリエーションの正解がわからなくて100テイクくらいしました」と明かすと、髙橋は「チューチューのストックがすごいあります(笑)。シエロ単独で映画にできるくらい」と発言し笑いを誘った。
MCからジュゼッペの印象を尋ねられると、髙橋は「自分勝手に歌い、踊って、好きになった女の子を追いかけて、迷惑極まりない男なんです。だけど愛嬌があって、誰かのために夢中になって動いている姿が魅力的だと思います」と回答。柿澤は「すごくピュアで、自分の気持ちのまま素直に人生を生きていると思いました。(演じた)佐野さんは音楽の技術面も含めチャーミングで愛される方なので、そういう点がジュゼッペにぴったりだと思いました。シエロは彼を思い続けて奮闘していきます」と言葉を紡いだ。
最後に髙橋は「シエロはチューチュー言っていますが、観終わる頃には何を言ってるのかわかることがあると思います。その変化を楽しんでいただけたら」とコメント。柿澤は「誰かが誰かを思うことって、当たり前のようでなかなか難しいと思うんです。この作品は素敵な音楽とともに、真っ向からそんなメッセージを伝えています。観終わったあとに心の中に温かいものが残ったら幸いです」と呼びかけイベントを締めた。
「トリツカレ男」は11月7日より全国で公開。東京国際映画祭は11月5日まで開催される。
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