劇場アニメーション「
いしいしんじの同名小説をもとにした本作は、何かを好きになると無我夢中になってしまう“トリツカレ男”ジュゼッペが、風船売りの女の子ペチカに一目惚れすることから始まるミュージカルラブストーリー。佐野がジュゼッペ、上白石がペチカを演じ、森川はペチカの婚約者・タタンに声を当てた。
公開から2週間が経ち、SNSで多くの反響を得ている本作。佐野は「こういう作品の広がり方は初めて体験した」とにっこり。監督の
印象的なシーンにトークテーマが映ると、佐野はジュゼッペがペチカに「友達になりたい」と複数の言語で伝える場面に関して「一番難しかったです。収録現場に入ってから、萌歌さんの友人でスペイン語ができる方に発音を教えていただいたり」と回想する。その様子を見ていたという上白石からは「『もともとしゃべれるのかな?』と思うくらいよどみなく“正しいジュゼッペ”だなと思いました」と称賛。トム・クルーズの吹替を担当してきた森川は「『ミッション・インポッシブル』ではスパイとしてフランス・イタリア・スペイン語などをすぐしゃべることがあるので、先生を付けますね」とエピソードを披露する。
ペチカとタタンが窓越しに話すシーンに話が及ぶと、上白石は「アフレコの時点では森川さんの声が入っている状態でした。それが、この場面でのガラス1枚を挟んで……という状況に似ている気がして。タタン先生に会えた喜びや切なさを表現した名シーンです」とコメント。森川と一緒にアフレコをした佐野が「ぜいたくでした。大変なシーンもほぼワンテイク。感動しました! 震えました」と目線を送ると、森川は「今日はいい日ですね」と笑顔を見せた。
劇中に登場する風船になぞらえ、イベント中盤にはジュゼッペの相棒であるハツカネズミのシエロをイメージしたアートバルーンを作るコーナーを展開。苦戦する登壇者に、客席からは温かい応援の声が。佐野はしっぽが異常に長いユニークなバルーンを完成させるも、充実した表情を見せる。続けて大きな風船の中に小さな風船がいくつも入った“スパークバルーン”がステージに。「『トリツカレ男』最高!」の掛け声に合わせて勢いよく割ると、くす玉のように風船が飛び出し、佐野らは「きれい~!」と感嘆の声をあげていた。
「トリツカレ男」は全国で公開中。
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映画ナタリー @eiga_natalie
【イベントレポート】「トリツカレ男」佐野晶哉がSNSでの反響に笑顔、森川智之とのアフレコに「震えました」
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上白石萌歌と3人でアートバルーン制作に挑戦🎈
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