映画「
同作では、祖父の死をきっかけに一緒に暮らすことになった孫と祖母の、人生のふとした喜びが描かれる。
本作の原案は、約100年前、女性の活躍が困難だった時代に学校を創立(のちに現在の学校法人文京学院に発展)した島田依史子の著作「信用はデパートで売っていない 教え子とともに歩んだ女性の物語」。島田が後進に伝え続けた「学ぶことは楽しい」という概念が映画のストーリーの中心に据えられており、彼女の生きる姿勢のエッセンスもちりばめられている。劇中で文子と拓磨が通う大学のシーンは文京学院大学の構内で撮影が行われた。
MCから出演の経緯を尋ねられた市毛は「前向きなお話しで、学びがテーマというところもよくて。ぜひ!と思いました」と即答したようで、酒井も「バリキャリのシングルマザーという、今までそんなお母さんを演じたことがなくて新鮮で素敵だと思った。そして作品全体の学びというテーマも素晴らしいと思いました」と回想する。八木は「脚本が素晴らしく物語全体に温かいものが流れていて、素敵な作品に参加できるのがうれしかった」と笑顔を見せた。
まなべは「今は原作ものがほとんどの中で、今回は島田依史子先生の著書を原案にしたオリジナルストーリーを書いてほしいとプロデューサーから依頼を受けました。学びをテーマにしたおばあちゃんと孫の話は最近ないし、もともとホームドラマを書きたかったのでぜひとお引き受けしました」と述べ、中西は「親子三世代に渡る素敵なファミリーの物語。自分としてもチャレンジになると思った」と話した。
イベントでは、ライブのため惜しくも欠席となった豆原から届いたビデオレターが上映された。豆原は、自身の役柄を紹介しつつ「市毛さん、会いたかった!」とお茶目に呼び掛け、「拓磨のように将来に悩んでる人もいるかもしれませんが、この映画を観れば何かヒントが見つかるかもしれません。みんな会いたいよ! 『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』を観てください!」とアピールした。
市毛は、豆原について「かわいいかわいい孫でした。背が高いけれどあどけない顔をして、いい意味でアイドル姿が想像できないくらい普通の青年でした」と印象を述べる。酒井は「拓磨役にぴったりで本当に謙虚。自分の息子もこんな子になってくれたらいいなあと思ったくらい素敵な方でした」、八木は「普段のかっこいい姿を拝見していたのでスタイリッシュな方かなと思いきや、とてもフレンドリーでまっすぐで。歌って踊るアイドル像とは違って素敵で、飾らない姿でいてくださったので助けられてばかりでした」と続けた。中西は「すごくまっすぐ。主役としての役目をしっかりと果たしてくれた素晴らしい人」、まなべは「言葉も地に足がついていて浮ついたところもなく、素敵な人でした」と豆原の印象を語った。
さらにトークでは、富士山の五合目でロケを敢行した際の裏話も披露。登山が趣味の市毛は「何度も登っているので高山病にはならないと思ったら……一番になってしまって大変でした」と苦笑い。静岡出身の酒井は「静岡に住んでいた高校時代まで毎日見ていた大好きな山。そこで撮影できたのがうれしかった。何度見てもきれいな山で形も美しくてダイナミック。自然の雄大さを感じました。スクリーンからも富士山パワーが出ているはず」と期待を込める。初の富士登山だったという八木は「あんなに間近に、しかも頂上まで見たのは初めて。こんなにきれいなんだと感動。五合目にある神社で御朱印をもらっちゃいました」と感激していた。
質疑応答にて、これから学びを始めようとしている人たちへのメッセージを求められた市毛は「学びは一生できる遊び。楽しんで学べる方法を見つけられたら大丈夫」、酒井は「知的好奇心はアドレナリンが出るもの。追求したい新しい扉を積極的に開く作業をすると学びにハマっていくはず」、八木は「学びは生活を豊かにしてくれて、教養は日々を面白くしてくれる。学びとは人生を豊かにするツールなので楽しんで学んでほしい」とそれぞれエールを送った。
「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」は、10月24日より東京・新宿ピカデリーほか全国でロードショー。
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