俳優・
市毛は「介護に直面する方の参考にはならないかもしれませんが、あらあらと笑っていただき、ほんの少し息抜きでもなれば嬉しいです」とメッセージを送る。担当編集者は「母と娘の生き方を通して、介護に直面した人々が共感でき、楽しい思い出が人生の糧になり、最後は介護される側も介護をする側も後悔しない人生を送ることになるということをポジティブなメッセージとして伝えてくれます」と同書への思いをつづった。
市毛は文学座附属演劇研究所、俳優小劇場養成所への所属を経て、1971年にドラマ「冬の華」でデビュー。テレビ、映画、舞台、講演と幅広く活躍している。40歳から始めた登山を趣味とし、1993年にキリマンジャロ、のちにヒマラヤの山々にも登り、著書に「山なんて嫌いだった」「73歳、ひとり楽しむ山歩き」などがある。現在、豆原一成(JO1)とダブル主演を務めた映画「
市毛良枝「百歳の景色見たいと母は言い」発売情報
発売日
2025年11月28日(金)
税込価格
1980円
ページ数
288ページ
発行
小学館
市毛良枝 コメント
母を見送り約10年がたとうとしています。介護は個々の事情も千差万別です。家族でできる限界もあり、何が正しいのか簡単に答えは出せないものでした。それでも、受けとめ方次第で気持ちが楽になることはたくさんありました。
幸い母はなかなかユニークな人間でした。大正という生まれた時代の自由な空気をまとい、職業を持たない一生ながらも、最後まで新しいことを受け入れる柔軟さと好奇心を持ち続けました。知れば知るほど、人は時代によって作られるという認識を新たにしました。
その母を近くで見つめ、介護の時期を寄り添い、振り回された娘。わがままなのにお茶目でもあった母の姿は、これから老いていく娘の私にも何かの役に立つかもしれないと思います。
介護に直面する方の参考にはならないかもしれませんが、あらあらと笑っていただき、ほんの少し息抜きでもなれば嬉しいです。
担当編集者 コメント
10月24日には44年ぶりのW主演映画「富士山と、コーヒーと、しあわせの数式」も公開し、今も多くのテレビドラマや映画で活躍している、俳優・市毛良枝さん。市毛さんのお母様は、2004年に脳梗塞を発症後、徐々に要介護状態になり、2016年に100歳で亡くなりました。その母親の介護の日々について、娘である市毛さんが1冊にまとめました。母と娘の生き方を通して、介護に直面した人々が共感でき、楽しい思い出が人生の糧になり、最後は介護される側も介護をする側も後悔しない人生を送ることになるということをポジティブなメッセージとして伝えてくれます。
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Bonafide Brand @everythingfxx
@eiga_natalie 市毛良枝さんのエッセイ、読んでみたくなりますね。母の最期まで支え続ける姿が、こんな温かみのあるイラストで表現されてるの、胸にじんときます。家族の絆って、ほんとに尊い…。発売おめでとうございます!📖✨ #市毛良枝 #百歳の景色見たいと母は言い