北村匠海主演「愚か者の身分」を岩井俊二、磯村勇斗、染井為人、細田佳央太ら推薦

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北村匠海DISH//)が主演を務め、林裕太綾野剛と共演する映画「愚か者の身分」のキャラクター映像がYouTubeで公開。あわせて映画監督の岩井俊二、俳優の磯村勇斗細田佳央太、「正体」で知られる作家・染井為人ら約50名からのコメントが到着した。

「愚か者の身分」ポスタービジュアル

「愚か者の身分」ポスタービジュアル [拡大]

西尾潤の小説をもとに永田琴が監督を務めた同作は、愛を知らずに育ち、貧しさから闇ビジネスの世界に足を踏み入れた若者たちの3日間を描く逃亡サスペンス。主人公のタクヤを北村、タクヤとともに闇ビジネスに手を染めるマモルを林、タクヤの兄貴分的存在・梶谷を綾野が演じ、闇ビジネスに加担するパパ活女子・希沙良に山下美月が扮した。

「愚か者の身分」場面写真

「愚か者の身分」場面写真 [拡大]

映像では、4名の人物をパートごとに紹介。タクヤが闇ビジネスの“客”に対して冷酷な表情を見せる一方、弟のようにかわいがるマモルに「一緒に抜けさせてあげなきゃダメだと思って」と語りかける様子や、他人を極端に恐れていたマモルがタクヤに「カラオケ行きたい!」と甘える一幕が確認できる。加えて「めんどくせえ……」と言いながらもタクヤを思いやる梶谷、自分を守るために強い決心を宿した希沙良の表情も収められた。

「愚か者の身分」場面写真

「愚か者の身分」場面写真 [拡大]

永田にとって“師匠”でもある岩井は「プロメテウスのような、イカロスのような、オイディプスのような。男たちの逃走劇は神話のように残酷で美しかった」とコメント。磯村は「彼らは本当に愚か者なのか。それとも時代に翻弄された等身大の若者なのか。スクリーンの向こうは、僕らのすぐ隣だ」、細田は「たった一歩踏み入れただけで、一瞬にして違う世界へと入り込んでしまう。それが善悪だけで区別しきれないのは、ただ美しさを求めて生きた3人の姿を観たからだろう」とそれぞれ吐露する。染井は「彼らにどうか救いを──そう願わずにいられなかった。彼らはたしかに愚か者かもしれないが、ぼくには切り捨てられない。説教をして、ぶん殴って、抱きしめてあげたい」とつづった。

そのほか元プロ卓球選手の石川佳純、ほぼ日代表の糸井重里、俳優の宇梶剛士、「8番出口」で知られる映画監督・プロデューサーの川村元気、文筆家・佐々木チワワ、小説家・羽田圭介、映画監督・松林麗らも推薦文を寄せたほか、全国の劇場スタッフも感想を伝えている。コメント一覧は後掲の通り。

向井康介が脚本を手がけた「愚か者の身分」は、10月24日より全国でロードショー。

映画「愚か者の身分」キャラクター映像

映画作品情報

あんこ(映画大好き芸人)コメント

震えた…起こることも出てくる人もガチでコワすぎる…
闇バイトに一歩でも足を踏み入れたら終わりだということが身に染みる、今観るべき一本。
闇から抜け出したい若者たちの絆に、もう感情かき乱されちゃった…!
闇堕ちする北村匠海氏の映画にハズレなし!

安藤紘平(早稲田大学名誉教授)コメント

闇の世界でしか生きることが出来ない三人の若者が、
それでも絆や温もりを求めてもがき生きる姿が愛おしい。三人の視点で物語が進行する構成も見事。永田琴監督の優れた手腕、観て損はない。

石川佳純(元プロ卓球選手)コメント

三人の若者が居場所を求めて葛藤する孤独と希望──
交差する友情と光と闇の物語。現代社会の抱える問題が胸に迫り、深く考えさせられる作品

ISO(ライター)コメント

人を騙して金を稼ぐ。そんな連中が楽しそうに生活している。愚か者だと思った。彼らがどうなろうと自業自得だと。彼らがその状況に陥らざるを得なかった不均衡と悪道から抜け出せない悪循環、そこに目を向けようともしなかった自分の愚かさに気付くまでは。

磯村勇斗(俳優)コメント

彼らは本当に愚か者なのか。それとも時代に翻弄された等身大の若者なのか。スクリーンの向こうは、僕らのすぐ隣だ。想い、想われ、もがく彼らの「生」は、痛いほど胸に突き刺さってくる。

糸井重里(ほぼ日代表)コメント

観ている者の心臓をどくどく動かすサスペンス映画だし、
目から水を流させる友情映画だし、
いいも悪いもなく愚か者たちと過ごす夜を過ごした。

伊藤さとり(映画評論家)コメント

どんな人間であれ、その人を大切に思う人は存在する。
環境さえ違ったら、もっと違う生き方が出来たのかもしれない。
たわいのない会話から、表情から、優しさが顔を覗かせ
いつの間にか、3人のことが好きになっていた。
逃げて、生き延びて、絶対に幸せになって欲しい。
心からそう願う映画と出逢えた。

岩井俊二(映画監督)コメント

プロメテウスのような、イカロスのような、オイディプスのような。男たちの逃走劇は神話のように残酷で美しかった。

宇梶剛士(俳優)コメント

握りしめた掌を開き、切符を眺めてる。
寂しさ、悔しさ、恥ずかしさ…人生ってそんなもんか?
「愚か者の身分」に命の行き先など描かれてはいない。
望もうと望むまいと観た者は人生の「切符」を渡される。嫌ならば神田川に捨ててしまえ。

川村元気(映画「8番出口」監督)コメント

俳優たちが死の匂いを纏いながら色気を放っている。永田琴監督のフィルム・ノワールには、人への愛情が溢れていた。

こがけん(お笑い芸人)コメント

未だかつて見たことのない姿の北村匠海がここに!
悪人である前に“人間”な男たちを描く、令和の傷だらけのブラザーフッド・ムービー!
彼らの姿は、次々産み出される残酷エンタメに慣れきった僕らにとって、あまりにもストレートすぎる癒し。
映画における、僕的“食を大切にする人間あるある”が裏付けられたことにも、僕は歓喜している!

佐々木チワワ(文筆家)コメント

SNSで見る、簡単に稼げる仕事。「最低限稼げればいい」と思って手を出してしまうこうした仕事は、稼げすぎてしまう。そうしてドツボにハマり、泡銭で買った高い衣服を身に纏う。愚かに見える青年たちの逃避行。歌舞伎町に彼らのような若者が、今この時も生まれ続けている。

染井為人(小説家)コメント

彼らにどうか救いを──そう願わずにいられなかった。
彼らはたしかに愚か者かもしれないが、ぼくには切り捨てられない。
説教をして、ぶん殴って、抱きしめてあげたい。

修一朗(TikTokクリエイター)コメント

人の弱さに共感できる作品。
貧困ゆえになってしまった犯罪者という身分でも、「希望」を信じた3人の姿には励まされました。
さらに逃亡がテーマのサスペンスでありながら、若者の友情と葛藤という人間ドラマが絡み合う緊張感ある2時間でした。

しんのすけ(映画感想TikTokクリエイター)コメント

北村匠海、林裕太、綾野剛の運命的な共演! 恐怖と暴力の闇社会で、唯一の安らぎはちゃぶ台のご飯。僕はこの温もりに涙した。もっともっと、3人で幸せそうにお腹いっぱいご飯を食べてほしかった。

ジャガモンド斉藤(映画紹介人 / お笑いコンビ)コメント

ジャパニーズ・ノワールの新たな傑作!
スプーンの人とか金歯のアイツなどのキャラクター、画面の異様な生々しさ。映画じゃなくて本物なんじゃないの?と疑ってしまうほど怖い。唯一、映画なんだと安心できるのは主演のスターの皆様のおかげなのだけど……いやぁまさかでした。あっぱれ!

鈴木傾城(作家)コメント

入ると抜けられないのがアンダーグラウンドの世界。この世界は何も持たない若者にも容赦がない。カネと、裏切りと、組織と、友情。大切なのは何だったのか? 痛烈だが目を離せない。社会の裏側を見たければ、まずこの映画を観よ!

羽田圭介(小説家)コメント

無知なのか、愚か者なのか。その線引きは難しいが、闇の世界の中ですら、誰かのためになりたいという刹那の衝動が、時に希望の実を結ぼうとすることに感動する。その人なりの迷路にはまってしまうことは、誰にでもあるのだから。

廣末登(ノンフィクション作家 / 社会学者)コメント

痛み、悲しみ、寂しさ、無力感に苛まれながら、
社会の底辺を彷徨い、懊悩煩悶する若者たち。
裏社会をリアルに描いた本作品が、
友情という糸で紡がれていなければ、
正視することができなかったかもしれない。

細田佳央太(俳優)コメント

たった一歩踏み入れただけで、一瞬にして違う世界へと入り込んでしまう。それが善悪だけで区別しきれないのは、ただ美しさを求めて生きた3人の姿を観たからだろう。
いつだって他人事ではないテーマが多くの方に届きますように。

高木瑞穂(ノンフィクションライター)コメント

貧しさとは何か。幸福とは何か。
カネに翻弄され生きていく上での選択肢が閉ざされていく様はいわば、
その問いに対する回答のようなものだ。

高野麻衣(作家)コメント

殺伐とした世界の中で、
料理するタクヤの所作だけは美しい。
それは誰かに愛され、誰かを愛した証。
愚かでも、戸籍がなくても、
その絆があるかぎり人生は続いていく。
彼らが明日も、おいしい鯵の煮付けを食べられますように。

出口保行(東京未来大学副学長 犯罪心理学者)コメント

アタッチメント
アタッチメントとは「愛着」のこと。親との間に形成され、それが精神的な健康につながる。
本作はアンダーグラウンドでもがき苦しむ若者を如実に描写しているが、その底流を流れるのはまさに「愛着」探し。

松林麗(映画監督)コメント

居場所を失い、傷を抱えた若者たちの姿を描きながらも、彼らの中にある微かな希望や光を感じさせる力強い作品。社会の目には加害者として映る彼らのどうしようもなさや愚かさに寄り添いながら、それでも人間の可能性を信じることを問いかけてくれました。

映画館スタッフ コメント

日比谷エリア劇場 マネージャー S.E.

タイトル通り裏社会に身を落とした愚か者が、愚か者なりに生きるために、世の中に争う姿が、重く緊迫感ある内容となって、知らなければならない現実を見せられるリアルで没入できる作品でした。劇場の大きなスクリーンで体感してほしい作品です。

新宿バルト9 劇場スタッフ R.I

この映画には危険な美しさがある。タクヤらの生業は決して許されるものではない。結果その報いを受けたとして、そこに同情の余地はない、、、はずである。分かっていても彼らに慈悲を与えたくなる、そんな自分もまた"愚か者"なのだろうか。

新宿バルト9 劇場スタッフ H.I.

投げ出された僕はどうすれば良いと、どうしようもなく思い悩んだとしても、何とか、何とか、生き抜いて欲しいと切に願う。人生はいつも不運で、良くも悪くも眩しいものだ。

新宿バルト9 劇場スタッフ K.Y

誰かの人生を無かったことにしたことすら忘れて、新宿の煌びやかな歓楽街ただただ純粋に自分の人生を楽しんでいる顔をしながら歩く主人公たちがとても印象的でした。
メイン3人、三者三様の「人間らしい葛藤」「屑になりきれない優しさ」があるからこそ“愚か者”なんだなと感じました。

T・ジョイ PRINCE品川 支配人

タクヤもマモルも本当は心優しい若者。でも、育った家庭環境や金銭的問題、出会いによって後先考えずに闇に手を出してしまう。まさに愚か者だった。非日常であるはずなのに、どこか身近にある世界に感じて固唾を呑んで見入ってしまった。実際、似た境遇の若者も多いのも事実と思います。映像も夜の描写が多かったり、室内もどこか暗い描写が多くストーリーと相まってまさに闇の世界。途中、本当の意味で光を完全に失ってしまうわけですが、それからのタクヤと梶谷のパートはどことなく晴れの下での描写が多く、皮肉なものだなと感じ切なくなりましたが、ラストシーンはハッピーエンドにすら感じるほど眩しく、光の世界に来たんだといった印象でした。光と闇の表現がとても印象的な作品でした。

T・ジョイ 宣伝チーム A.S.

孤独を抱え、何とか見つけた生き抜く道に縋る彼らの姿は、とても苦しく、でも胸が熱くなりました。スクリーンでその姿を目に焼き付けてほしいです。

東急レクリエーション 企画編成課W.N

映画の出来事が今も東京のどこかで現実のこととして起きているのではないか?と思わせるキャスト陣の演技力に圧倒されました。
タイトルの「愚か者」とは一体誰のことなのか考えさせられる作品でした。

東急レクリエーション 企画編成課R.N.

社会の闇を描いた作品は、荒々しいフィクションの世界にみえる作品が多い中、本作は、現代の若者に置き換えたときに、彼らがどう夜を過ごしているのか、どんな葛藤と向き合っているのかが、丁寧に描かれていて、彼らのような若者たちが、今この瞬間も必死に生きているじゃないかと、リアルに感じました。

ローソン・ユナイテッドシネマ 番組編成部 S.Y

リアルで生々しい物語に目を背けたくもなりますが、3人の不器用な生きかた、必死に生きる姿に心が震えました。

ローソン・ユナイテッドシネマ 番組編成部 K.F

人生の痛みを教えてくれる作品でした。
自分の道を模索する姿には誰もが共感できるはずです。

ヒューマックスエンタテインメント K.E

危うさと隣り合わせで毎日過ごしているはずなのに、この作品の若者たちは何故か楽しそうでした。別の方法で、出来れば今日も生きていて欲しいです。

立川シネマシティ 番組編成部 K.T.

マモル、東京は夢を生むか夢果てる場所なのに具体的なやりたいこともなく留まっていたらダメなんだよ! でもこれから時間を経てそういう夢が持てて例えその夢が果てたりした時にあの時のことを夢みたいに思い出すのかも知れない。その時同時に、タクヤや梶谷さんにああしてもらえたからこそ今自分はここにいるということをしみじみと実感することになるんじゃないかな。

キネカ大森 営業(劇場スタッフ) M

それぞれの視点から少しずつ物語の全貌が見えてくる様に引き込まれます。悲しいほどに浅はかで、それでも優しく必死に生きる3人がどうか報われてほしいと願わずにはいられませんでした。

シネマイクスピアリ マーケティング担当 A.I

悲劇的な物語のはずなのに、なぜか不思議な軽やかさ。自分の行動や思考で絶望を希望に変える人たちを描いているのだと感じました。多分皆さんが思っているのとちょっと違うものが観られます。その裏切りも魅力。

グランドシネマサンシャイン 池袋 Y.N

裏社会で生きる若者たちの生々しい描写に震え、生きることを諦めない彼らとともに希望を抱き、他者への愛を知る。そんな映画でした。

シネマサンシャイン土浦 K.I

北村匠海、林裕太、綾野剛、3人の演技力が凄まじく、焦燥感や共感性羞恥を感じてしまうほど説得力がありました。すれ違う三者三様の愛。是非、最後まで見届けてください。

シネマサンシャイン 編成担当 S.K

社会の闇に否応なしに巻き込まれていく若者たちが切なく、愛らしい。スクリーンから強烈に放たれる綾野剛の色気にも注目!!

銀星会館 編成局長 N.M

主演3名の方々の、脱力と気力をないまぜにした演技は、圧巻でした。
北村さんは、どこまでいってしまうのか? 魅逃せません!

ミッドランドスクエア シネマ 劇場スタッフ

闇バイトに手を出した彼らの選択は、決して褒められたものじゃない。それでも必死にもがく姿を見ていると、彼らを応援したくなる自分がいる。痛くて、切なくて、でもどこか希望を感じる。主演3人の熱演と、息もつかせぬ展開に引き込まれるこの作品の世界観をぜひ映画館で体感してください!

イオンシネマ 番組編成担当 M.I.

想像し難い壮絶なリアルを見せつけられた。そんな中で彼らが互いを思いあい懸命に生きようとする姿に切なすぎるほどの愛と優しさを感じた。救いよあれ、と願わずにはいられない。

イオンシネマ草津 総支配人 K.C.

上質な邦画サスペンスを劇場でお届けできることとても嬉しく思います。映画が湛える独特の空気、表情、予感。名優が織りなすやりとりを是非スクリーンでお楽しみいただければと思います。

OSシネマズ編成担当 S.T

本作は犯罪映画でありながら、暴力やスリルよりも「人間の弱さ」「誰にも必要とされない痛み」に焦点を当てたヒューマンドラマのように感じられます。北村匠海と林裕太の演じるタクヤとマモルの関係は、まるで兄弟であり、「絆が希望でありまた、呪いでもあります。」観終わった後に残るのは絶望ではなく、ほんのわずかな「もし別の人生を歩めたなら」とういう切ない祈りです。

OSシネマズミント神戸 マネージャー K

闇ビジネスという美味しい罠に足を踏み入れてしまった若者たちの再生の物語。

とてつもない作品を観たな!という気持ちになりました。
物語の登場人物のタクヤとマモルの心情を考えると本当につらく胸が締め付けられました。
闇ビジネスの世界に一度、足を踏み入れてしまうと逃げ出すことが不可能と言ってもいいような世界線。
この作品を観て改めて闇社会恐ろしさが身に沁みました。

見終えた後、「良作に出会えて良かった」の言葉に尽きました。

OSシネマズミント神戸 スタッフ H

物語の構成がわかりやすくて、テンポよくみられたなと思いました。闇社会をテーマにした内容なので、ショッキングな映像もありましたが、主役の3人の関係性だったり、闇社会に入ったことで取り返しのつかない生涯を展開していたので、興味深い作品だったなと思いました。原作も読みたいなと思いました。

コロナワールド 番組編成担当 M.S

生きる事が下手な人が複雑に絡み合って、犯罪が生まれているという側面を垣間見る事が出来た。闇ビジネスに手を染めた悪人であっても”人間らしい心”があるとを思うと、あまりにも罪の大証は大きく、愚か者という言葉がぴったりで、胸が苦しくなった。マモルには、タクヤと梶谷に託された新たな人生を切り開いて欲しいと思う。

シネマワールド大垣 Y.S

「人生やり直すなんて、そう簡単じゃない」登場人物はみな、過去を捨て、仕事を捨て、家族を捨ててやり直そうともがいていた過去は決して死なないが、悲しみの中でも幸福を探し求める様はとても羨ましく感じた

シネマワールド福井 K.T

都会に蔓延る闇ビジネス、その渦から抜け出そうともがく若者たちの姿に心打たれる作品。爽やかな印象が強い北村匠海だが、近年では難しい役柄を演じることも多く、今作でも絶妙な翳りを見せてくれた。

シネマワールド ららぽーと安城 A.Y

間違いを犯しながらも「どう生きればいいか」と必死にもがく3人の姿に、気づけば自分を重ねていました。悩みや孤独を抱え、生きる、すべての人にこの作品を観てほしいです。

シネマワールド豊川 K.S

グレてしまった若者がどのように生きていくのか、その中での葛藤や正義感など様々な感情と闘いながらも日々を生きる描写が非常にリアルでした。そして、ラストの怒涛の展開に息をのみました。

金沢コロナワールド 劇場スタッフ S・M

闇ビジネスの底辺で足掻く青年たちの生き様が始終視覚的にも心理的にも痛くて苦しかったです。彼らの悪人にもなり切れない甘さが人間くさくて共感してしまう反面、流されるまま犯罪に手を染めていく弱さに失望する複雑な心境になっていたので死ぬかもしれない覚悟で試みる決死の抵抗は人間らしさを取り戻す勇気を示してくれたようで救いがありました。

金沢コロナワールド 劇場スタッフ T・T

闇バイト、パパ活、人身売買など現代社会の重いテーマも描かれる中、青春映画の様な場面もあり不思議な映画でした。最後の三人が生まれ変われたのか、まだこの後も地獄は続いていくのかは観た人によって印象が変わると思います。

金沢コロナワールド 劇場スタッフ M・A

悪い奴は本当に要るし、その闇の中から手を差し伸べてくれる人もいる。守りたい人のために覚悟を決める男たちに胸が熱くなりました。木南晴夏さんのほぼ声だけの演技が緊迫したシーンの中で、とても重要な役割を担っていて、あの声と喋りを聞いてきっとみんな救われたはず!

福山シネマワールド 劇場スタッフ T.K

誰も彼らの正しさを問いてはならない。正しさを武器にしないでほしいとも思う。ただ彼らは息をして、ご飯を食べて、生きていた。まるで私たちのように。極限の世界で、我武者羅に走り生き抜いた彼らを私は肯定していたい。もしかしたら間違ってしまったのかもしれないけれど、輝いた命は本物だったから。

札幌エリア劇場 アルバイトスタッフ Y.F

視点が変わるたびに、出来事の細部が鮮明になっていくことが苦しかったです。私にとって身近な題材ではありませんでしたが、喜怒哀楽を登場人物と同じ目線で追体験したことで鑑賞後もしばらく胸のざわつきが収まりませんでした。

札幌エリア劇場 アルバイトスタッフ S.Y

タクヤとマモル、梶谷の3人に焦点を当てながら物語が進んでいきました。恵まれない若者たちが罪に手を染めながらも、痛々しい描写と同時に互いを思う絆や葛藤も描かれており、胸が締め付けられました。

札幌エリア劇場 アルバイトスタッフ M.U

マモルに弟の姿を重ねるタクヤと、その関係性に徐々に影響されていく梶谷さん。こんな道に進んでも人間味のある彼らがとても素敵でした。

札幌エリア劇場 アルバイトスタッフ H.A

圧倒的な演技とリアルな描写に引き込まれるノワール映画。タクヤが目を失ったことに気づく場面、梶谷の葛藤と決心のシーンが特に印象的でした。三人の想いの連鎖に心を打たれました。

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©2025映画「愚か者の身分」製作委員会

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