第97回アカデミー賞で脚色賞を受賞した本作は、14億人以上の信徒を有するカトリック教会の最高指導者にしてバチカン市国の元首であるローマ教皇を決める教皇選挙(コンクラーベ)を題材にした作品。選挙を執り仕切るローレンス枢機卿をファインズ、ローレンスの親友・ベリーニ枢機卿をトゥッチが演じ、選挙中に候補者たちが宿舎として利用する聖マルタの家の運営責任者シスター・アグネスにロッセリーニが扮した。
ビジュアルには、候補者の思惑に翻弄されるローレンスが苦悩をにじませる様子、1枚の投票用紙に運命を託す表情が捉えられた。「これは選挙か、戦争か」というコピーも確認できる。
ファインズは映像で「(現場には)宗教学の専門家がついていた。イタリア語とラテン語を勉強したよ。枢機卿や司祭に会い、聖職者としての人生について話を聞いた」と回想。ロッセリーニは「教会の謎めいた側面がこの役を引き立てた」と振り返り、「(私の)ローマのカトリック学校の先生はシスターだった。彼女たちの道徳的な権威を表現した」と自身の学生時代の教師を思い出して役作りをしたことを打ち明ける。そしてトゥッチは撮影について「リハーサルを通して、互いに信頼感が生まれ、役者としての演技が始まる。共演するのが楽しいキャストだった」と手応えを口にした。
「西部戦線異状なし」の
映画「教皇選挙」特別映像(キャスト篇)
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