子供やティーンエイジャーを題材にした作品が対象となるジェネレーション部門。「海辺へ行く道」は4歳以上を対象とした「Generation Kplus」に選出された。子供審査員と大人の国際審査員が選ぶ賞が用意されており、同作は国際審査員によるスペシャルメンションを獲得。選評は「この映画は、優しさと遊び心のあるユーモアで私たちの心をつかみました。イマジネーションとクリエイティビティへの明るく生き生きとした讃歌であり、芸術の無限の可能性と、予期せぬ瞬間と出会う喜びを思い出させてくれる」と発表されている。
ドイツ現地時間2月22日に行われた授賞式にて、横浜は「この映画は劇的な出来事は起こりませんし社会問題を叫ぶ映画でもありません。何か素敵なことが起こるかもしれないというささやかな予感を胸に、無邪気に作品を作り続ける若者たちの映画です。今回賞をいただけたのは、そんな、目に見えない、言葉で表せない彼らの“予感”が伝わったからかもしれません」とコメント。そして「ベルリンの観客の皆さんは、この映画にちりばめられたユーモアをみてたくさん笑ってくれました。私はその瞬間が一番幸せでした。ベルリンで聞いた笑い声と温かい拍手を支えにこれからしばらく生きていける気がします。観客の皆さん、ありがとうございます」と感謝を伝えた。
また、ひと足先に日本に帰国した主演の
横浜聡子 コメント
この映画は劇的な出来事は起こりませんし社会問題を叫ぶ映画でもありません。何か素敵なことが起こるかもしれないというささやかな予感を胸に、無邪気に作品を作り続ける若者たちの映画です。今回賞をいただけたのは、そんな、目に見えない、言葉で表せない彼らの“予感”が伝わったからかもしれません。GENERATIONS部門の皆さん審査員の皆さん、この作品を選んでくださり本当にありがとうございます。
私はこの海辺を行く道の原作三好銀さんから、寛容さとユーモアを学びました。否定もせず肯定もせず、ただ人の存在を丸ごと受け止める寛容さ、そしてユーモア。ユーモアは人を絶望や断絶から時に救ってくれます。ベルリンの観客の皆さんは、この映画にちりばめられたユーモアをみてたくさん笑ってくれました。私はその瞬間が一番幸せでした。ベルリンで聞いた笑い声と温かい拍手を支えにこれからしばらく生きていける気がします。観客の皆さん、ありがとうございます。
原田琥之佑 コメント
「海辺へ行く道」が、ベルリン国際映画祭ジェネレーションKplusコンペティション部門のスペシャルメンションに輝きました。
横浜監督はじめ、大好きなメンバーで作ったこの作品が素晴らしい賞をいただけたのは超絶嬉しいです!
この映画は、僕たち中学生が主な登場人物になっています。だからこそ、【ジェネレーション部門】という同世代の子供たちの部門で選んでもらえたことにご縁を感じましたし、すごく誇らしく思います。
もっともっと世界の人へ届いて欲しいと思っています。
※山崎七海の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
横浜聡子の映画作品
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加美幸伸(Yukinobu KAMI) @kami_rock
横浜聡子の新作「海辺へ行く道」ベルリン国際映画祭でスペシャルメンション獲得(受賞コメントあり) https://t.co/ygZaBzD2d9