「太陽がいっぱい」アラン・ドロンが88歳で死去、演技力と美貌で世界を魅了

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映画「太陽がいっぱい」「地下室のメロディー」などで知られるフランスの俳優、アラン・ドロンが88歳で死去。現地時間8月18日、親族が明らかにしたとフランスメディアが伝えた。

2019年、カンヌ国際映画祭に出席したアラン・ドロン。(写真提供:Abaca Press / Genin Nicolas / Abaca / Sipa USA / Newscom / ゼータ イメージ)

2019年、カンヌ国際映画祭に出席したアラン・ドロン。(写真提供:Abaca Press / Genin Nicolas / Abaca / Sipa USA / Newscom / ゼータ イメージ)

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「太陽がいっぱい」より、アラン・ドロン演じるトム・リプリー。(写真提供:Times Film / Photofest / ゼータ イメージ)

「太陽がいっぱい」より、アラン・ドロン演じるトム・リプリー。(写真提供:Times Film / Photofest / ゼータ イメージ)[拡大]

1935年にパリ郊外で生まれたドロンは、10代でフランス海軍に入隊。除隊後はさまざまなアルバイトを経験し、1957年にイヴ・アレグレ監督作「女が事件にからむ時」でスクリーンデビューを果たした。1960年、ルネ・クレマン監督作「太陽がいっぱい」で完全犯罪をもくろむ青年トム・リプリーを演じて一躍スターダムにのし上がる。

以降、ルキノ・ビスコンティ監督作「若者のすべて」「山猫」やロベール・アンリコ監督作「冒険者たち」などの多くの作品に出演。1984年の「真夜中のミラージュ」ではセザール賞で最優秀男優賞に輝いた。確たる演技力と甘いマスクを持ちあわせ、世界中のファンを魅了した二枚目俳優として知られる。1990年代後半頃から一線を退いていたが、2003年から2004年にかけてテレビシリーズ「アラン・ドロンの刑事フランク・リーヴァ」に出演。2017年には引退を表明していた。

映画製作に携わることも多く、1981年には主演も兼ねた「危険なささやき」で監督デビュー。2019年の第72回カンヌ国際映画祭では、映画界への長きにわたる功績をたたえて名誉パルムドールが授与された。

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(情報提供:共同通信)

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小野老 @ononooyu

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