今年の「カツベン映画祭」には活動弁士11名参加、森田甘路と金子侑加がゲスト弁士に

「第4回カツベン映画祭」が5月31日に東京・新宿武蔵野館で開催。「新宿東口映画祭2024」の提携企画として行われることがわかった。

かつて武蔵野館には徳川夢声や山野一郎といった活動弁士が在籍し、活動写真の魅力を発信してきた。今回も武蔵野興業の全面協力によって現役の活動弁士たちが一堂に会する。

長く活弁界で活躍してきた澤登翠はリリアン・ギッシュが自ら映画化を望んだ「真紅の文字」、澤登の一番弟子である片岡一郎は現存する沖縄最古の劇映画で東京初上映となる「執念の毒蛇」を披露。そして大森くみこによるバスター・キートンのコメディ「拳闘屋キートン」、坂本頼光による内田吐夢の監督作「人生劇場」もラインナップ。山崎バニラは邦洋のバディ作品「弥次喜多岡崎猫退治」や、ローレル&ハーディの「リバティ」「山羊の失恋」を担当する。

さらに山内菜々子は溝口健二の監督作「折鶴お千」を語り、俳優の森田甘路と金子侑加はゲスト弁士としてハロルド・ロイドのコメディ「落胆無用」と新派大悲劇「不如帰」を担う。開口一番では「月世界旅行」や「鞍馬天狗」が楽しめる。

チケットは5月17日正午に新宿武蔵野館の劇場窓口およびチケットサイトで発売。席数限定の通し券はマツダ映画社で販売される。

第3回カツベン映画祭

2024年5月31日（金）9:30～ 東京都 新宿武蔵野館
料金：1プログラム 2000円（全席指定）/ 通し券 8000円（先行販売・席数限定）