三浦しをんの小説をもとにした本作では、辞書「大渡海」を完成させようと奮闘する辞書編集部員たちの姿を描く。主人公は、ファッション誌の編集部から辞書編集部に異動してきた岸辺みどり。超が付くほど生真面目な上司・馬締光也を筆頭にくせ者ぞろいな部員に翻弄されながらも、辞書を作るために十数年間に及ぶ時間と手間を掛ける彼らの根気・熱意に触発され、みどりは編纂の仕事にのめり込んでいく。原作の主人公は馬締だが、ドラマ版ではみどりの視点から物語が紡がれる。脚本は蛭田直美が担当。演出は
池田は「言葉について考える時間が好きです」「答えなんてないけれど、心の拠り所でいてくれる言葉と、映像作品を通して改めて向き合えることが幸せです」と述べ、野田との共演を楽しみにしているとコメント。野田は「演技のお仕事は3年半ぶり、緊張しています。ただそれ以上に今回の台本を読ませて頂き、そこにあるいくつもの言葉にこれでもかと心を動かされました。僕もこの作品の一部になりたいと感じました」と述べた。三浦と制作統括・高明希のコメントは以下の通り。
全10回の「舟を編む ~私、辞書つくります~」は毎週日曜22時より放送。
プレミアムドラマ「舟を編む ~私、辞書つくります~」
NHK BS、NHK BSプレミアム4K 2024年2月18日(日)スタート 毎週日曜 22:00~22:49
池田エライザ コメント
言葉について考える時間が好きです。今の自分を表す言葉、誰かに気持ちを伝える時の最適解…。答えなんてないけれど、心の拠り所でいてくれる言葉と、映像作品を通して改めて向き合えることが幸せです。そして、いつも言語化できない片付けられがちな人間の気持ちを読み解いて、音楽に乗せて届けてくれる野田さんとお芝居で共演できることが楽しみです。皆様にお届けできるその日まで全身全霊で頑張ります!
野田洋次郎 コメント
この度、「舟を編む」にて馬締光也役を演じさせて頂くことになりました。演技のお仕事は3年半ぶり、緊張しています。ただそれ以上に今回の台本を読ませて頂き、そこにあるいくつもの言葉にこれでもかと心を動かされました。僕もこの作品の一部になりたいと感じました。僕自身、普段音楽と共に言葉を紡ぐものとして、この作品に参加することで新たな発見や気づきがあったらと願っています。とどまることなく、形を変え続ける「言葉」。それは人間の「伝えたい」という想いの歴史そのものなのかもしれません。ご覧になるみなさんにとっても、この作品を通して日頃使う「言葉」に新たな意味や色が加わったら幸いです。
三浦しをん コメント
「舟を編む」のドラマ化にあたって、スタッフのかたが、実在する辞書編集部に取材してくださったそうです。ご協力いただいた各社の辞書編集者のみなさまに御礼申しあげます。ドラマのスタッフのみなさまが、いま、とても熱心に、新たな「舟」を作ろうと総力を挙げて取り組んでくださっています。脚本家の蛭田直美さんがお書きになるシナリオを拝読して、私は早くも爆笑したり涙したりしています。その「舟」に、魅力的で実力のある役者さんたちも続々と乗りこんできてくださっているそうです。スタッフ・キャストのみなさま、本当にどうもありがとうございます。新しい辞書を作ろうと奮闘する人々の姿を、ドラマで拝見できるのをとても楽しみにしております。新鮮な風を帆に受けて出航しようとしている、ドラマ「舟を編む ~私、辞書つくります~」。辞書って、辞書をつくっているひとたちって、すごくおもしろいんだなと興味を持っていただけるような、愉快で胸打たれる作品になりそうです。視聴者のみなさまにも、ぜひ、登場人物たちと一緒に航海をお楽しみいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
高明希 コメント
十年前、「『舟を編む』を、岸辺みどりを主役に連続ドラマ化したい」と、三浦しをん先生にお伝えしました。紆余曲折あり、今、このタイミングで、脚本家の蛭田さんと出会い、この最高の本を、最高のチームでやるために必要な十年だったと、心から思えます。池田エライザさん、野田洋次郎さんは、言葉の大切さを知っているだけでなく、言葉への“畏怖”を持っている方だと感じます。伝えあうこと、人と繋がること、簡単でないからこそ、敬意と畏怖をもって言葉を使い続ける。それが出来る方々とお仕事できる喜びを噛みしめて、何度も何度もページをめくる辞書のように、何度でも何度でも観返したくなるドラマをお届けします。
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てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
池田エライザ×野田洋次郎で「舟を編む」ドラマ化、主人公は異動してきた新入り部員 - 映画ナタリー https://t.co/1VdOP2sSx5
“脚本は蛭田直美が担当。演出は塚本連平、麻生学らが手がける”