「キリエのうた」武尊の出演明らかに、広瀬すずとの現場写真を公開

岩井俊二の監督作「キリエのうた」に格闘家・武尊が出演していることが、ラジオ番組「TOKYO SPEAKEASY」内で明らかに。このたび武尊のクランクアップ写真とコメントが到着した。

歌うことでしか“声”を出せない住所不定の路上ミュージシャン・キリエを主軸に、男女4人の姿を描く「キリエのうた」。アイナ・ジ・エンドがキリエ、松村北斗（SixTONES）がいなくなった恋人を想う夏彦、黒木華が小学校の教員・フミ、広瀬すずが名前も過去も捨てたイッコを演じた。

武尊が担ったのは、何者かに襲われたイッコの元に駆け付けるけるキックボクサーの役。今回のキャスティングは、格闘技ファンである岩井からの熱烈なオファーによって実現したそう。岩井は「広瀬すずさん演じるイッコがクライマックス、地面に伏し立ち上がるシーンがあるんですが、そこを描いているとき、彼女に駆け寄り、肩を貸す通行人がいて、その人物に武尊さんが浮かんでしまい、なにかとんでもなく神々しいシーンが誕生しそうな予感がして、オファーさせていただきました」と経緯を説明した。

対する武尊は、本作への出演について「うれしかったです。格闘家なのであまり演技などすることがないのですが、良い機会を与えていただけてありがたいです。岩井監督自ら目の前で動きを見せて演技指導をしてくれて、すごく勉強になりました。広瀬さんは、すごくかわいらしい人なのですが、演技になるとすごく迫力があって、本番前のリハから100%の演技をずっとされていてプロだなと思いました。音楽好きの人も、映画好きの人も楽しんで観れる作品だと思いますし、格闘技好きの人も、僕の演技をぜひ見てほしいなと思います」と語っている。

「キリエのうた」は全国で公開中。