「街の小さな映画館」塚本晋也が別府ブルーバード劇場を訪問、館長は90代の今も現役

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塚本晋也がミニシアターの魅力を伝える動画企画「街の小さな映画館」の第10弾が、YouTubeで解禁。今回は大分・別府市唯一のミニシアター、別府ブルーバード劇場にスポットが当てられた。

「街の小さな映画館」のロゴとイラスト。

「街の小さな映画館」のロゴとイラスト。

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別府ブルーバード劇場は、1949年に創業された老舗の映画館。館長の岡村照は1931年生まれで、高校3年生からチケット売り場に座り、90代になった今も現役で切符売りや映写を担当している。塚本の監督作「野火」公開時には、1918年生まれの映画看板絵師・松尾常巳が絵看板を制作した。2020年に死去した彼にとって、これが最後の作品になった。

映像ではレンガ造りの入り口、歴史が詰まったロビー、最前列の赤いソファー席、映写室などが切り取られていく。岡村照、娘でマネージャーの岡村実紀、別府ブルーバード劇場に惚れ込んで館長補佐を務める映画ライター・森田真帆も登場し、同館の過去、現在、未来を語った。

なお塚本は同館について「映画の歴史と、暖かい人の触れ合いをいつも感じさせてくれるミニアター。それが別府ブルーバードです」とつづった。

※塚本晋也の塚は旧字体が正式表記

塚本晋也 コメント

名物シアター、別府ブルーバードです。

「野火」の宣伝を手伝ってくださった森田真帆さんから、僕の映画を上映したいと連絡があり、まずは「鉄男」を上映。高年齢のお客様が多かったブルーバードに、鉄男の扮装をした若い人たちなどが詰めかけ、ブルーバードの客層を変えたといいます。その後多くのゲストがブルーバードに訪れ、別府に、ブルーバードに、90歳を超えられた岡村照さんに恋して帰ったのは周知のこと。
映画の歴史と、暖かい人の触れ合いをいつも感じさせてくれるミニアター。それが別府ブルーバードです。

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