「
レッドカーペットは世界中のマスコミであふれ返り、大きな盛り上がりを見せた。バトラー、ハンクス、ラーマンらが登場すると歓声が沸き起こり、一斉にフラッシュが焚かれる。公式上映後は12分間のスタンディングオベーションが起こり、ラーマンとバトラーは目にうっすらと涙を浮かべて感無量の様子を見せた。
翌日26日に行われた記者会見にはラーマン、バトラー、ハンクスらが出席。ラーマンはエルヴィスについて「若いときからブラック・ミュージックに親しみ、B・B・キングとの交流も有名だった。ブルース、ソウル、ゴスペルなどさまざまな音楽に浸り、そこからインスピレーションを得て、自分なりの音楽を作り上げた。彼はよく『俺はキング・オブ・ロックンロールじゃない、それに浸って発散しただけだ』と語っていたが、僕は彼こそキングだったと思う。そしてとてもスピリチュアルな人だった。そのパフォーマンスはパンクロッカーの元祖と言える」と語る。
役作りについて尋ねられたバトラーは「3年間、彼に浸り続けた。何度も何度もクリップを見直し、彼の動き、声、まなざしなどを研究したよ。そうやって浸り続けたおかげで、鏡を見て自分でもなんだかプレスリーみたいだと思えるようになった(笑)。でも僕にとって大事だったのは、彼のソウルがにじみ出るようにすることだったんだ。3年間、彼のレガシーに浸り、素晴らしい人物の人生を生きたことは、本当に心を動かされる経験だった」と答えた。
そして強欲な“悪役”とされるマネージャー、トム・パーカーを演じたハンクスは「僕はプロだからね。お金をもらえればどんな人物にもどんな服装にもなるよ(笑)」とユーモアを交えて会見場を沸かせる。そして「トム・パーカーのことは、演じることになってからどんな人物だったか知って驚いた。ただ、彼は強欲だったけれど、プレスリーを最初に見出してスターにした人物だ。もっともプレスリーの音楽に感銘したというより、観客の反応に衝撃を受けたんだけど。プレスリーの音楽的な功績を世に残したという点だけは認められるだろう」と語った。
「エルヴィス」は7月1日より全国ロードショー。
関連記事
オースティン・バトラーの映画作品
リンク
不思議ニュース @news_spi
彼こそキング、バズ・ラーマンがカンヌのワールドプレミアで「エルヴィス」語る(イベントレポート) - 映画ナタリー / https://t.co/WtgkL72oIM
#オカルト #不思議 #スピリチュアル #宇宙人 #面白ニュース https://t.co/g53iPHqkmQ