本作は北川扮する公認心理師の真壁由紀が、父親を刺殺した女子大生・聖山環菜との面談を通して彼女の心理へ迫っていくうちに、自身の“ある記憶”も呼び起こされていくさまを描く物語。由紀とともに真実に迫る弁護士・庵野迦葉役で
主題歌には書き下ろしの楽曲「ファーストラヴ」、そして挿入歌には新曲の「無機質」が使われる。Uruは主題歌について「これ以外のタイトルが見つからないほどに、私もこの映画に心を重ねました。映画『ファーストラヴ』に捧げる大切な一曲です」とコメントした。
本予告には環菜が「お父様を刺してなんかいません」「そんなこと言いましたっけ、私」と供述を変えるシーンや、由紀の心の奥底にしまい込まれた記憶が揺らぐさまが収められた。北川は本作に関して「どなたにも共感できる部分がある作品だと思っています」と語っている。
島本理生の同名小説を
Uru コメント
映画を拝見し、たくさん涙が溢れ、心のずっと奥の方にしまっていた何かが疼くような感覚がありました。
主題歌にさせて頂いた「ファーストラヴ」は、深い傷を負って、今までずっとその記憶や経験に囚われて生きてきた人物が、誰かによって少しずつ心を解いていくようなイメージで書きました。悲しいとか苦しいとか、心の内を言葉に出せずに生きている人も少なくないと思いますが、この映画を観ながら、その中で人は何を求めるのか、「愛」とはなんなのか、この物語のタイトルが「ファーストラヴ』になった理由も考えながら少しずつ言葉を紡いで書いた曲です。曲のタイトルも映画と同じく「ファーストラヴ」にさせて頂きましたが、タイトルを考えるにあたりこれ以外のタイトルが見つからないほどに、私もこの映画に心を重ねました。映画「ファーストラヴ」に捧げる大切な一曲です。
挿入歌の「無機質」は、この曲の持つ孤独感と温かさを映画の人物や世界観に中和しながら作りました。感じたことや書きたいこと、心の動きを、不器用さに合わせて直接的な表現を避けて書きましたが、主題歌の「ファーストラヴ」と自然に一対になる挿入歌になってくれたような気がしています。
映画の背景で、そのシーンに寄り添う曲になってくれたら嬉しいです。
北川景子 コメント
この作品はそれぞれのキャラクターの心情を細かく、生々しく描いているシーンが多いので、そこにかかる主題歌・挿入歌はとても大切なものになると思っていました。
ですからUruさんが主題歌を担当してくださると聞いた時はとても嬉しかったです。
主題歌のファーストラヴは、この作品の登場人物たちがそれぞれに抱えた心の傷を優しく解いてくれるような、温かい楽曲です。
優しく澄んだUruさんの歌声に包まれ、そして、歌詞の「あなたと出逢い 初めて愛を 知りました」の部分が真っ直ぐ胸に刺さり、試写で聞いた時は涙しました。
私が演じた真壁由紀は、心に深い傷、トラウマを抱えながらも、そのことを打ち明けることができず常に自分を奮い立たせながら生きている女性ですが、そんな由紀が劇中で初めて自分はずっと誰かに愛されていたのだということに気付く瞬間があります。
人は誰でも必ず悩みや苦しみを抱えていて、それを誰にも打ち明けることもできずに、自分の中で折り合いをつけることがいつしか当たり前になっていく生き物だと思います。私もまたそういう一人ですが、この作品に出会いそういう生き方でも良いではないか、また、自分が気づいていないだけで、見方を変えれば目に映る世界は明るいのかもしれないと、心が軽くなりました。
どなたにも共感できる部分がある作品だと思っています。
Uruさんの歌声で心の澱が流れていくような、浄化されて行くような、そんな不思議な気持ちを皆様にもぜひ感じていただきたいです。
堤幸彦 コメント
数年前にUruさんの楽曲と出会い、その絶対的な透明感と優しさの中に強い芯を秘めた歌声に衝撃を受け、本作が決まった時から是非お願いしたいと思っていました。現場でもUruさんの曲を編集に入れながら撮影していたのですが、登場人物の心情がより深化し、期待は確信に変わりました。主題歌の「ファーストラヴ」を聞いた感想は、沁みる、の一言。誰もが持つ、自分では気付けない心の深いところに溜まった澱を、優しく救い上げ、浄化してくれるUruさんの歌声に、ぜひ包み込まれてください。
※記事初出時、一部内容に誤りがありました。お詫びして訂正します。
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リー @1960206
北川景子主演「ファーストラヴ」にUruが楽曲提供、本予告も解禁 - 映画ナタリー
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