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このビジュアルノベライズは、本作のモンスターに関する秘蔵写真やコンセプトアートを紹介する全192ページフルカラーの書籍。スティーヴン・ガンメルによる原作の挿絵にもとづき、「大きな足指」「かかしのハロルド」「ペール・レディ」「ジャングリーマン」といったモンスターたちが、数カ月かけて作られる様子が収められている。「シェイプ・オブ・ウォーター」など、デル・トロ作品に参加してきた特殊造形担当マイク・ヒルによる、クリーチャー具現化のための資料も収録された。
同書の中でデル・トロは、自身が原作に夢中になった理由を「子供時代の経験や思い出はいいもの、楽しいものであるべきだと誰もが口をそろえるが、そんな“完璧な”環境で育ったとしたら、子供は現実の世界で生きる準備はできない。この本が素晴らしいのは、世の中には恐ろしい側面があると認めていることだ」と明かす。さらにデル・トロは、映画化にあたって決めたルールについて「(原作のように)短編を集めたアンソロジーにはしない」「挿絵のモンスターをきちんとスクリーン上で息づかせる」と説明している。
「スケアリーストーリーズ 怖い本」は2月28日に全国公開。なお東京・新宿バルト9では、「スケアリーストーリーズ 怖い本 ギレルモ・デル・トロ&アンドレ・ウーヴレダルの世界」にムビチケとポストカードが付いた特別セットが販売される。
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