「
伊集院静の同名小説をもとにした本作では、大切な存在を亡くした少女と老人の心温まる交流が描かれる。新津が愛犬ルーを亡くした少女サヤカ、笈田がサヤカと友情を育むフセを演じ、サヤカの両親に坂井と滝藤が扮した。
撮影にあたり柴犬ルーと1年間一緒に過ごしたという新津。「最初は“おすわり”も“待て”もスムーズにできなかったんです……」と明かすも「だんだんと仲良くなってルーのことが大好きになりました!」と元気いっぱいに話す。笈田は新津について「美人で頭がよくて、胸をドキドキさせながらやってました」とジョークを飛ばし、続けて「目の力がすごい。とっても素晴らしいお嬢さんです」と賛辞を送った。
新津の成長に目を細めるのは母親を演じた坂井。「監督は子供だからといって容赦しない演出をする人なんです。それにがんばって応えていて、立派になって驚きました」と回想する。それに「まるで別人ですね!」と同意するのは父親を演じた滝藤。「女性ってこんなに変わるんだなって思いました。キュートな少女から闇を抱えた妖艶な女性になられました!」と述べて会場の笑いを誘った。
また橋本も「僕は身内を褒めないんですよ」と前置きしつつ「すごく尊敬してます。撮影を1年以上やっているとくじけることもあったんですけど、(新津が)撮影以外のところで犬の散歩をしたりしている姿を見ると、僕の準備なんか大したことないと思いましたね」と振り返る。
ここで主題歌と挿入歌を担当した
イベント終盤には、スペシャルゲストとして劇中に登場する犬のルーとルースが登場する一幕も。これには新津も大喜び。ルーを抱き上げる橋本に「私が抱っこするー!」と手を伸ばし、久々の交流を楽しんでいた。最後に笈田は「静かでゆったりとした気持ちで、自然と人間をゆっくりと眺めていただければいいと思います」と映画をアピール。一方の新津は本作の見どころを「ルーとルースの名演技です!」と元気いっぱいに紹介し、さらに「春夏秋冬の風景を観ていただけたらうれしいです」と観客に呼びかけた。
「駅までの道をおしえて」は、10月18日より東京・新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国で公開。
関連記事
新津ちせの映画作品
関連商品
リンク
- 「駅までの道をおしえて」公式サイト
- 「駅までの道をおしえて」予告編
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
映画ナタリー @eiga_natalie
【イベントレポート】私が抱っこする!「駅までの道をおしえて」新津ちせ、犬のルーとルース登場に大喜び(写真15枚)
https://t.co/YrLyTBfcOE
#駅までの道をおしえて #新津ちせ https://t.co/MKlHNSzjgQ