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本作は、結婚式で起きた娘の失踪をきっかけに、隠していたはずの家族の秘密が浮かび上がっていくサスペンス。ファルハディは、2011年の「別離」、2016年の「セールスマン」でアカデミー賞外国語映画賞を獲得しているイラン出身の映画監督だ。
「誰もがそれを知っている」は、ファルハディが15年前のスペイン旅行中に目にしたという行方不明の子供の写真に着想を得た作品。彼は当時を「ある日、家族と通りを歩いていたら壁に貼られたビラを見つけた。女の子の写真だった」と述懐しながら、「すべてはスペインで始まったことだから、構想を練るときにスペインは切り離せなかった。ほかの国でこの作品を撮ることはできないよ。現実にもとづいてるからね」とコメントしている。映画はファルハディが母国イランを離れ、スペインオールロケで撮り上げた。
そしてスペイン出身であり、実生活では夫婦でもある
「誰もがそれを知っている」は6月1日から東京のBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて順次ロードショー。
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アスガー・ファルハディがスペインオールロケで撮り上げた新作語る(動画あり)
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