本日6月11日、「
いわく付きの物件を転々とし、自殺や殺人などが起きた部屋をクリーンな空き部屋へと浄化する“ルームロンダリング”を生業とする八雲御子の姿を描く本作。御子を池田、御子の叔父・悟郎をオダギリ、御子の引っ越し先の元住人で幽霊の公比古を渋川、御子の隣人・亜樹人を健太郎が演じた。
脚本の印象を問われた池田は「脚本をいただいた時期に母の実家に帰っていたこともあり、母と娘の話だと感じていました。でも、いざ撮影に入って渋川さんとお芝居したときに『ん? これってもしかしてコメディなのかもしれない?』と気付いたんです」と語る。渋川が「それって……どういう意味なの?」ときょとんとした表情を浮かべると、池田は「ディスってるわけじゃないですよ、御子ちゃんとのやり取りがね」と弁明した。
続けてオダギリは本作の完成を「感無量ですね」と喜び、「監督と、監督と一緒に脚本を書かれた梅本(竜矢)さんは昔から知っていて、割と友達に近い感覚だったんです。その2人が脚本を書き上げたっていうこと自体がうれしくて、1枚1枚大切に読んだ思い出があります」と述懐する。池田を主演に選んだ理由を問われた片桐は「雑誌で書評を書かれているので、ビジュアルよりも内面がわかっていたのもありますが、お世話になっている廣木隆一監督が『エライザ暗いよ』と言っていたので。暗いのは大好物なので、ぜひという感じでした」と明かした。
タイトルにちなみ、登壇者たちが「自分たちがロンダリング(浄化)したいこと」について語り合うコーナーも。「邪念」と答えた池田は「これから自分が想像できない環境になって、いろんな何かに目がくらみそうになったときはクリアでいたいなという意味も込めて」と語る。健太郎は浄化したい過去として「先輩の引退試合」を挙げ、「試合会場の〇×高校を、1駅隣の〇×西高校と勘違いしたまま向かってしまって。電話したらあと2分で始まるというところで、途中から行くのも……と思ってあきらめました」と悔しさをにじませた。「初ゲロ」と答えて観客を驚かせた渋川は「23歳で初めて海外に行ったとき、飛行機で酒を飲みすぎて着陸と同時に吐きまして」と照れ臭そうに話す。
イベントには「事故物件住みます芸人」として活動する
最後に池田は「この作品は私にとって母にもらった絵本のような大切な存在。皆さんにとってもこの作品が大切な存在になってくれればと思います」と観客に呼びかけ、イベントを締めくくった。
「ルームロンダリング」は、7月7日より東京・新宿武蔵野館、渋谷HUMAXシネマ、シネ・リーブル池袋ほか全国でロードショー。
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- 「ルームロンダリング」公式サイト
- 「ルームロンダリング」本編映像
- 「ルームロンダリング」予告編
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