現在開催中の第10回沖縄国際映画祭「島ぜんぶでおーきな祭」にて、「
平松伸二によるマンガを深作欣二が映画化した本作は、殺された家出娘の遺骨を受け取るために新宿にやってきた石垣島の刑事・加納錠治が、芸能界のスキャンダルに巻き込まれるアクション。当初主演の話が来たときに「『僕じゃないでしょう』と言ったんです」と明かした千葉は「でも深作さんから原作とかなり違う脚本を渡されたときに、これならできるかもしれないと思いました」と当時の心境を語る。
続いて劇中で印象的に使われる“豚”の話題へ。加納が本土へ繰り出すときに土産に持つアグーについて、千葉は「これは加納が『俺を沖縄の豚だと思うなよ』と暗に示しているという深作さんの意図があるんです」と説明。また、加納が連れているペットの子豚については「撮影中にどんどん大きくなるんですよ(笑)。終わる頃には人に慣れてね。かわいくなっちゃって」とエピソードを披露した。
このイベントには、
また文枝から、千葉が出演し深作が監督を務めた「仁義なき戦い 広島死闘篇」について「やたら股間を掻いてる役やなというのが印象的」という感想が伝えられると、千葉は「監督に聞いたら『あの男は性病だったんだ』と。リアリティを追求した結果なんです」と裏話を明かした。
来年で80歳になる千葉に登壇者からは「見えない!」と驚きの声が。品川が「僕この年でもう痛風とヘルニアですよ!」と嘆くと、千葉は「僕も腰の調子が悪くて。大変ですよね」と同意。突然しみじみと健康の話をする2人に、周囲から「何の話!?」「ヘルニアン刑事や」とツッコミが入った。
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