昨日3月24日、第5回沖縄国際映画祭にて、特別上映「仁義なき戦い 広島死闘篇」が沖縄・桜坂劇場ホールAで行われ、
本作は、日本ヤクザ組織の代理戦争でもある“広島ヤクザ戦争”の実態をテーマにした「仁義なき戦い」シリーズ第2作。組織に利用され、裏切られる男・山中正治(北大路欣也)と、対立する大友勝利(千葉真一)を中心に、闇の世界に生きる男たちの悲哀を描いた作品となっている。
舞台にはまず、芸人が講師を務める「桜坂映画大学」の学長である藤井が登壇。そして今回名誉学長に就任した“JJ・サニー・チバ”こと千葉真一が「新・仁義なき戦いのテーマ」とともに現れると、会場は拍手で包まれた。60回程度訪れているという沖縄について千葉が「歴史的に琉球の時代から興味があって、沖縄を舞台に撮りたい映画が4~5本あります」と話すと、藤井は「それはぜひ実現してほしいです!」と興奮気味。また、第一線で活躍する俳優を輩出してきたジャパンアクションクラブ(JAC)の創設者でもある千葉が「未来のために、今後たくさんの人たちを育てていきたいと思っています。この学校(桜坂映画大学)からもぜひ!」とコメントし、だんだんと会場の熱が上がってきたところで千葉真一名誉学長の開校宣言によって桜坂映画大学の幕が開けた。
その後、「仁義なき戦い」大好き芸人としてなだぎ、バッファロー吾郎、鬼奴、ジャルジャルが登場。なだぎは「今のヤクザ映画にはない泥臭さ。下品だけれどもリアルで生々しい、痛いものは痛い! という表現をぜひ観てほしい」と見どころを語った。映画は、登壇者が観客と一緒にスクリーンを見ながらコメントするという形で上映。芸人たちは「この作品を大きなスクリーンで観られるなんて! 臨場感がすごいー!」と終始大興奮の様子だった。
上映が終わると千葉は、当時山中の役でオファーされていたが、クランクイン10日前に役を変更することになったエピソードを告白。それまでになかった役柄に挑戦するにあたり、「今まで何百本も作品を撮ってきたけど、“千葉真一を辞める”ことにしたんです」と語ると、芸人たちからはため息がこぼれた。さらに千葉が「オレの恥部、恥ずかしい部分、それを全部やってみたんだ。これまでの千葉真一ではないことを。声のトーンも上げてせりふを言って、録音して聞いてみたりしたよ」と役者魂を披露すると、芸人たちも観客も“千葉真一ワールド”に聞き入った。
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