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本作は、知英演じる派遣OL小鳥遊玲音と、竹中直人扮するワンマン社長・朝比奈玲男の体が入れ替わったことで起こる騒動を描いたコメディ。「コメディ映画にものすごく出たかった」という知英は、本作でドラマ「民王」に続きオヤジ演技を必要とする役をオファーされたことを振り返り「うれしかったし、相手が誰なのかなって気になりましたね。またオヤジになるのかーと思いました」と述懐。そして「エロオヤジ役なんて大丈夫かなあってすごく心配でしたね。エロオヤジというより自信にあふれている人や社長らしい人を研究しました」と役作りについて明かす。
竹中は知英との共演を「(自分は)ものすごく人見知りが激しいので、最初は緊張感がありました。でも知英は柔らかくて受け入れ体制があるので、日を重ねてくうちにすっかり仲良しになりました」と笑顔で語る。自身の演技について「昔はもっとやってくれって言われることが多かった。『Shall we ダンス?』のとき心配になって周防正行監督に『やりすぎじゃないですか?』って聞いたら『竹中直人にやりすぎはない』と言われたことを思い出しました」とエピソードを披露した。
「日本語を勉強し始めたときに日本の映画やドラマを研究していたら、どれを観ても竹中さんが出てた」と話す知英が「『のだめカンタービレ』のミルヒーが一番好きなキャラクターなんですが、こないだ初めて目の前でやってくださって感動でした!」と目を輝かせると、竹中は目の前でミルヒーの演技をスタート。知英は「本当にすごいですよー! 夢みたい」と感激し、竹中は「僕は仕事を断らないので有名なんですけど、唯一断った仕事なんです。『ドイツ人は無理です』と丁重にお断りしたあとに、特殊メイクを提案してみたらそれで行きましょうとなったんです」と裏話を語った。
知英は「レオン」の撮影を振り返り「竹中さんが現場に入ると柔らかくなる雰囲気がすごく好きでしたね。悩んでたときに『いいよ、そのままで』と言ってくれたので、お芝居を思い切りやりきれたんじゃないかと思ってます」と感謝を伝える。竹中は知英を「エネルギーがとても強くてしっかり芯がある。役を演じるうえで監督の望んだことに弾き返す力があるって思いました」と称賛した。
イベントでは竹中直人が知英に自身の持ちネタである“笑いながら怒る人”を伝授する場面も。知英は照れながらも「バカヤロー! ふざけんじゃねえよコノヤロー!」と見事“笑いながら怒る人”をやり遂げ、「難しい! 笑っちゃうよ!」と笑顔を見せた。
最後に知英が「笑いたいと思ったらこの映画を観るべきだと思います。竹中さんと一緒に過ごせて幸せな時間でした」、竹中が「知英がとにかくすごいんでスクリーンで感じてほしい。キャストがみんな独特で不思議で楽しめます」とそれぞれアピールし、イベントは終了した。
清智英と大倉かおりによる同名マンガを塚本連平が映画化した「レオン」は、2月24日より東京・新宿バルト9ほか全国でロードショー。
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