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「犬ヶ島」野田洋次郎と夏木マリがウェス・アンダーソンらとベルリン映画祭に登場

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第68回ベルリン国際映画祭レッドカーペットイベントの様子。

第68回ベルリン国際映画祭レッドカーペットイベントの様子。

犬ヶ島」がドイツ現地時間2月15日に第68回ベルリン国際映画祭で上映され、監督のウェス・アンダーソンのほか、キャストの野田洋次郎RADWIMPS)、夏木マリらがレッドカーペットイベントに出席した。

野田はシックな黒のタキシード姿、夏木は漆黒の着物に筆で“犬”と書かれた帯を合わせたスタイルで登場。グレタ・ガーウィグティルダ・スウィントンら海外キャスト陣に負けない存在感をアピールした。カーペット入口には日本が舞台の本作をイメージした和太鼓が。アンダーソンとビル・マーレイは和太鼓のアンサンブルに参戦し、熱い声援を受けた。

なお、レッドカーペットの前には公式記者会見が行われ、アンダーソンやマーレイ、リーヴ・シュレイバージェフ・ゴールドブラム、野村訓市らが参加。「日本のアニメーション、特に宮崎駿監督作との関係について教えてください」と質問されたアンダーソンは、「日本のアニメーションに強く興味を持ったのは、前作のアニメ作品『ファンタスティック Mr.FOX』の前。今作については、黒澤明監督と宮崎駿監督にもっとも強く影響を受けています。『千と千尋の神隠し』で声優を務めた夏木マリさんが本作にも出ているくらいですから。本作でも素晴らしい声を披露してくださいました」と明かす。そして「宮崎監督の作品には自然があり、静寂があり、アメリカのアニメーションの伝統には見られないリズムです。その点でとてもインスピレーションを受けました。本作ではアレクサンドル・デスプラが音楽を、そしてワタナベカオルさんが太鼓を担当していますが、幾度となく、彼らの音を止めて静けさが欲しくなってしまうシーンがありました」と語った。

会見中はマーレイがおとぼけ発言を連発して会場の笑いを誘い、主人公のアタリ少年役を演じたコーユー・ランキンが11歳の誕生日を迎えたことを祝して皆でバースデーソングを歌うなど、監督やキャスト陣が終始アットホームな雰囲気を醸し出していた。

「犬ヶ島」は“犬インフルエンザ”の流行によって“犬ヶ島”に隔離された愛犬を探す少年と、犬たちの冒険を描くストップモーションアニメ。日本からは野田、夏木、野村のほか村上虹郎、渡辺謙らも参加した。5月に全国ロードショー。

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