「君の名は。」中国とタイで歴代邦画興収トップに、山崎貴の「ドラえもん」抜く

新海誠の「君の名は。」が、中国とタイにて日本映画の歴代興行収入における新記録を樹立した。

神木隆之介と上白石萌音が声優を務め、RADWIMPSが音楽を担当した本作。8月26日に公開された日本では興行収入200億円を超え、邦画の歴代興収ランキング第2位にランクインしている。

本作は、中国では12月2日に封切られた。16日間で約90億円にあたる5.34億元の興収を記録し、山崎貴監督作「STAND BY ME ドラえもん」の5.3億元という成績を上回った。これは中国で公開された日本映画として歴代1位であるだけでなく、2016年に同国で公開された2Dアニメ映画の中でもトップの数字となる。

また11月10日に公開されたタイでの興収は、約1.4億円にあたる4412万2000バーツに到達。同じく「STAND BY ME ドラえもん」が持っていた3956万890バーツという記録を塗り替えた。

なお「君の名は。」は世界92の国と地域での配給が決定している。今後フランスでは12月28日、韓国では1月4日より上映がスタートする。

中国で公開された邦画 興行収入歴代トップ3

第1位「君の名は。」（5.34億元＝約90億円）
第2位「STAND BY ME ドラえもん」（5.3億元＝約89.5億円）
第3位「ONE PIECE FILM GOLD」（1.07億元＝約18億円）
※中国映画アプリ「猫眼」調べ

タイで公開された邦画 歴代興行収入トップ3

第1位「君の名は。」（4112万2000バーツ＝約1.4億円）
第2位「STAND BY ME ドラえもん」（3956万890バーツ＝約1.3億円）
第3位「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」（1917万8679バーツ＝約6326万円）
※タイ配給会社調べ