5月21日に封切りを控える
第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門に出品された本作は、“なりたかった大人”になれなかった大人たちの物語。叶わぬ夢ばかり追い続ける冴えない主人公・良多を
本作では、是枝が9歳から28歳まで実際に住んでいた東京・清瀬市の旭が丘団地が舞台に。撮影現場には当時の是枝を知る住人が祝福に駆け付けるなど、凱旋ムードが漂っていたとのことで、阿部は「盛り上がりすぎて、撮影ができるのかなっていうぐらい(笑)。なんだか僕まで誇らしい気持ちでした」とその様子を振り返った。
かつて憧れの集合住宅として建設されたが、老朽化や高齢化という問題に直面している団地の姿に、「誰もがなりたかった大人になれるわけじゃない」という本作のテーマを重ね合わせたという是枝は「なりたいものになれなかったのは団地も同じなんですよね」と語っている。
到着した画像には、淑子が暮らす旭が丘団地をはじめ、今はなき清瀬駅構内の立ち食いそば店や公園の遊具、地元の人々に愛される菓子店、是枝が撮影を熱望していた西武鉄道池袋線など、本作に登場する景色が収められた。これらの風景から、作品の世界観をイメージしてみては。
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- 「海よりもまだ深く」公式サイト
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いざロケ地巡りの旅へ、是枝裕和「海よりもまだ深く」の風景捉えた画像到着 - 映画ナタリー https://t.co/AtPgMH2hxR 本作では、是枝が9歳から28歳まで実際に住んでいた東京・清瀬市の旭が丘団地が舞台に #danchi