ネイチャードキュメンタリー「アメリカ・ワイルド」の特別上映が決定した。
今や200以上の国と地域で採用され、自然を未来へ受け継いでいくための指針となっている国立公園制度。この特別上映は、アメリカで生まれたその制度の100周年を記念したものだ。「アメリカ・ワイルド」は、約40分でアメリカ国立公園の絶景を巡る作品。世界初の国立公園イエローストーンや、ヨセミテ、エバーグレーズなどの景色を、世界最高レベルの画質を誇るIMAXカメラで撮影している。
世界的登山家で国立公園大使の
さらにオリジナル版で
なおこのたび、本作の予告編がYouTubeにて公開された。「太陽の照らすもと、野生であればすべて美しい」という“自然保護の父”ことジョン・ミューアの言葉で始まるこの予告編では、小澤のナレーションによってハイスピードカメラで撮影された大自然の映像が紹介される。中にはワニの親子や、今にも獲物に食らいつこうとするクマなど、野生動物の姿も収められている。
「アメリカ・ワイルド」は5月21日より東京・109シネマズ二子玉川ほかにてIMAX 3D版で上映。
小澤征悦 コメント
僕はサンフランシスコで生まれ、ボストンで育ったのですが、子供の頃はボストンの森の中で“シークレット・ハウス”という小さな小屋を姉と一緒に作って遊んだりした思い出もあり、アメリカの自然の豊かさを体感した子供時代を過ごしました。大学生の時には車でアメリカ横断の旅をしてグランドキャニオンにも立寄りました。
アメリカ人にとって国立公園とは遊びの場であり、同時に子供の頃から大自然というものを体で感じられる場所だと思います。人間という生き物が生き物として自然の中でどういう位置にいるのかを教えてくれる場所。アメリカは国立公園制度を作って本当の手つかずの自然と生態系を守ってきた。それはものすごく価値のあることだと思います。地球を守るというのは、実は人間を守ること。このままいったら地球が滅びるというけれど地球は滅びない、滅びるのは人間。地球を知ることは人間を知ることです。それを教えてくれるのがこの「アメリカ・ワイルド」のようなネイチャー作品の大事なところだと思います。
大自然に対する尊敬と畏怖の念を少しでも表現できたらと思ってナレーションをやりました。どうやっても勝てない相手なのでそういう大きさみたいなものを少しでも声で伝えたかった。
(見どころについて)
世界的な登山家のコンラッド・アンカーが手を岩の間にがっと挟むシーンが凄かった。あれにはびっくりした。あの手で支えて山の上に登るのかと思ったら驚いてドキッとした。それからハイスピードカメラで撮影された朝焼けとか夕焼けのシーンが綺麗です。あんな景色は日本では撮影できないですよ。遮るものなく空と大地をあんな規模で撮れる場所はない。やはりアメリカは大きいなと感じます。
(観客へメッセージ)
お子様のいらっしゃる方たちに、ぜひお子様を連れて観に行ってほしいです。こういう世界を観て、そこでいろんなことを感じると思う。この映画は未来への贈り物。作り物ではない本物の力があります。
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- 「アメリカ・ワイルド」予告編
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