「SUPER HAPPY FOREVER」の
本作は奇妙な関係性の中でもがく純粋で傲慢な若者たちの物語。佐野が演じたのは、狂気をはらんだ不器用な“クズ男”の晶だ。晶は近所のスーパーの店員に好意を寄せるが、どうしたらいいかわからずストーキングしてしまう。高校の同級生である沙月に連絡を取り、相談するが、次第に沙月に惹かれていく晶。2人は徐々に距離を縮めていくが、やがて決定的な出来事が起こるのだった。
監督を務めたのは、日本映画大学出身の櫛田有耶(くしだゆうや)だ。本作には自身の失恋経験も投影されているという。映画は2022年に完成していたが、劇場で上映されたのは一度だけ。本作を観た映画監督の
佐野は「当時の荒々しく、愚直で、どこか滑稽な晶は、あの時、あのメンバーだったからこそ生まれたのだと思います。櫛田監督執念の今作を、どうか見届けてください」とコメント。櫛田は「自分は親のクローンの様な存在で、親の悲しみと代わりに戦うために生まれたと思っていた。晶にはそう生きてきた自分を投影した」と語る。
映画評論家の森直人は「もうこの世界から消えたと思えた映画が沼から上がってきた」「表現とは何のためにあるのか。監督・櫛田有耶は自分の胸や腹を切り裂き、そこらへんのありふれた人間の闇を深く覗き込み、『気持ち悪い』の向こう側へと踏み込んでいく」と推薦している。
「焼け石と雨粒」は特報がYouTubeで公開中。
映画「焼け石と雨粒」特報
佐野弘樹 コメント
撮影から今日まで約6年。ようやく公開できることが本当に嬉しいです。当時の荒々しく、愚直で、どこか滑稽な晶は、あの時、あのメンバーだったからこそ生まれたのだと思います。櫛田監督執念の今作を、どうか見届けてください。
櫛田有耶 コメント
18の時、学校で「映画監督になりたい」って言ったら、荒井晴彦さんに「お前みたいな奴が嫌いだ。撮りたいものがまずあって、それを撮るために監督をするんだ」ってブチギレられた。でも、自分が撮りたいものは見つからなかった。
25の時、好きな女に振られて新宿で暴れた。暴力を振るった。最初は本気で死ぬか殺そうって考えてたけど、途中で諦めきれない惨めな自分が客観的に見えた。これだ。映画を作れると思った。女にも別れる時、この事を映画にしていいよって言われた。翌年の夏にこの作品を撮った。
少し前まで親の悲しみは自分の悲しみと考えていた。自分は親のクローンの様な存在で、親の悲しみと代わりに戦うために生まれたと思っていた。晶にはそう生きてきた自分を投影した。
森直人(映画評論家)コメント
もうこの世界から消えたと思えた映画が沼から上がってきた。
表現とは何のためにあるのか。監督・櫛田有耶は自分の胸や腹を切り裂き、そこらへんのありふれた人間の闇を深く覗き込み、「気持ち悪い」の向こう側へと踏み込んでいく。
2022年に完成していたという本作は、主演・佐野弘樹の最初の代表作と言えるのではないか。また比嘉碧はこれまで映画のフレーム内で可視化されてこなかった女性像を切り開いている。
佐野弘樹の映画作品
リンク
カンパニー松尾 @company_matsuo
一度きりの上映を見た平野さんから「このまま埋もれてしまうのは惜しい」と連絡を受けて、配給させてもらうことになりました。
初めての劇映画です。
これからぼちぼち宣伝しますので、よろしくお願いいたします🔥☔️ https://t.co/SLEMJl58EV