中国ドラマ女優放談 Vol. 2(前編) [バックナンバー]
中国ドラマを彩る女優たち|華流ライターが選ぶ2025年の私的主演女優賞&助演女優賞
心打たれた女優たち──荘達菲、楊紫、陳小紜、宣璐
2026年1月23日 19:15 4
近年、日本でファンを増やし続けている中国ドラマ。豪華絢爛な宮廷劇や、幻想的な世界が舞台のファンタジー、等身大の恋愛を描いた現代劇など、そこで生きる女性を見事に演じる女優たちに心つかまれる人も少なくない。
連載「中国ドラマ女優放談」では、作品を彩る女優たちにフォーカス。2回目となる今回はライターの小酒真由子と島田亜希子に前後編にわたって2025年を振り返ってもらった。前編のテーマは2025年に個人的に心を打たれた主演女優賞、助演女優賞。後編では、自由部門を設けてもらったほか、“女性が輝いていた2025年の作品”や、中国ドラマにまつわる私的3大ニュースを聞いている。
取材・
チョン・イー(成毅)のファンは大忙し(小酒)
──まずは、2025年の“中国ドラマ界”を振り返っていかがでしたか?
島田亜希子 中国現地の話から始めると、10月から年末にかけては、話題作が立て続けに公開されて、盛り上がっていたなと思います。10月にはゴン・ジュン(龔俊)の「暗河伝」、レオ・ロー(羅雲熙)の「水龍吟」、チョン・イー(成毅)の「天地剣心」、11月にはディン・ユーシー(丁禹兮)の「山河枕」、ディリラバの「梟起青壤」、チェン・シャオ(陳暁)の“弁髪もの”「大生意人」が公開された。さらに12月にはチョン・イーの「長安二十四計」が始まって、毎年のことなんですけど、すごかったなと。
小酒真由子 怒涛の新作ラッシュでしたね(笑)。全然追い付けてないのに、しばらくしたら、もう次の新作が始まって。特にチョン・イーのファンは9月から「赴山海」を含めて一気に3作リリースされて大忙しだったのでは? 中国では主演ドラマを応援する推し活も活発なので、ファンは学校に行ったり、仕事したりしている場合じゃないくらい忙しい!みたいな(笑)。2025年はチョン・イーの勢いを感じましたね。来年はドドっと日本に作品が入ってくるかなと思っています。
──年末に新作ラッシュになるのには、何か理由があるんでしょうか?
島田 毎年年末には新作が出てきがちではありますよね。“今年の話題作”をまとめようとするとギリギリでいっぱい出てきちゃって、難しいということを、以前小酒さんと話した記憶があります。
小酒 今年のうちに公開しておきたいというのはあるかもしれないですね。それにしても2025年の年末はすごかった(笑)。
島田 ドラマ視聴に終わりなしという感じでしたよね(笑)。
──昨年は日本にも多くの新作中国ドラマが入ってきました。
小酒 うれしい悲鳴ではありますが、たくさん日本に作品が入ってくるので、観る時間を確保するのが難しいという声も聞きます。BS、CSの放送で中国ドラマを追いかけている人は、ハードディスクのレコーダーが満杯で家族と喧嘩になるなんて話も(笑)。
島田 比較的早いペースで話題作が入ってきましたね。現地で2024年末にスタートしたワン・ホーディー(王鶴棣)主演の「大奉打更人―正義の銅鑼と王朝の闇―」が2025年の夏にはもう入ってきていたり。2025年、面白いなと思ったのは大型作品が日本の中国ドラマファンの間で大きなブームを巻き起こすというよりは、現地のランキングには入っていないような作品が、コアなファンの心をつかんで、ショートドラマを始め、いろんなドラマがプチブレイクしていたことです。あとは、Netflixに中国ドラマが増えてきたので、2025年はさらにファンの裾野が広がった印象があります。より中国ドラマが親しみやすいものになってきたのかなと。
小酒 「五福の娘たち」や「あの日の君と」「桜桃琥珀: 私たちの季節」がNetflixで配信されて、韓流ファンの人が中国ドラマも観てみようかなという流れが生まれましたよね。あとは、ショートドラマで有名な俳優さんを“好きな中国イケメン”として挙げる人も増えてきて、ショートドラマの勢いを感じました。今、日本では現地のドラマをリアルタイムで追っている人、日本の配信プラットフォームで作品を楽しんでいる人、BSやCSなどテレビでドラマを観ている人の大きく3パターンにわかれると思うんですが、話題になる作品もそれぞれで違いますし、視聴者の趣味も細分化されてきた印象があります。
ジュアン・ダーフェイ(荘達菲)は無限の可能性を秘めている(島田)
──2025年も多くの中国ドラマに触れてきたお二人に、今回は個人的に心を打たれた2025年の主演女優賞や助演女優賞を選んでいただきました。1人を選ぶのは大変だったと思います。
島田 特に主演女優賞は大変でした。視聴者の皆さんそれぞれに“マイベスト”がいると思いますし、今年は作品数が多かったから難しかったです。
小酒 私は特に助演女優賞が悩みました。助演で活躍している人っていっぱいいるので、誰を挙げようかなと。
──1人に絞るのは難しかったかと思いますが、島田さんには主演女優賞に
島田 彼女は助演でも活躍していて、助演女優賞か主演女優賞か迷ったんです。でも、チェン・フェイユー(陳飛宇)と共演した主演ドラマ「あの頃、僕たちは」(原題「吃飯跑步和恋愛」)がすごくよかったので、彼女を選びました。ナチュラルな魅力を存分に発揮していて、このヒロインはジュアン・ダーフェイじゃないとダメだな!と思ったんです。「あの頃、僕たちは」で私は彼女のファンになりました。
──「あの頃、僕たちは」も日本上陸が待たれていた1本ですね。
島田 学生時代に格差を乗り越え、惹かれ合った苦学生のヒロインと御曹司が、悲しい別れの後、ビジネスの場で再会して……というふうに、展開されていく物語で。大学時代と社会人になってからの2部構成のようになっていて、過去と現在が交錯する青春ドラマかつオフィスドラマになっています。プレッシャーの多い現代社会で生きる若者たちが、自分自身の幸せは何かを問いかけながら、本当の愛を見つけていくというようなテーマ性を持った作品ですね。そんな物語の中で、ジュアン・ダーフェイが演じたヒロインは、いわゆる“キラキラヒロイン”ではなく、学校や会社の中に1人はいそうな、本当に普通の女性。だからこそ、共感度が自然に高まってしまうというか、友達目線でつい、肩入れしてしまう(笑)。そして、歳を重ねていく演技がとても上手で、学生から大人の女性になっていく姿を流れるように見せてくれました。彼女がヒロインだったからこそ、男性主人公を演じたチェン・フェイユーの魅力もより出ていたように感じます。周りのよさをさらに引き出すという意味でも、主演女優賞にふさわしいなと。日本には「妄想カレシは夢殿下!?」「春うらら金科玉条」といった主演作もすでに入ってきていますので、ぜひ、あわせて観てもらえたらと思います。
──現地での人気はどのような感じなのでしょうか?
島田 知名度はありますが、爆発的人気という感じではないかもしれないですね。
小酒 ただ業界人の評価は高いイメージがあります。インターナショナルスクール出身で留学経験があり、英語もできるので、今後、国際的に活躍できそうですよね。
島田 そうそう。去年の活躍を見ていると、今後は映画出演が増えそうな雰囲気があります。ミュージシャンとしても才能があるから、アート寄りな方面での活躍も期待しています。
──俳優としてはどんなところに特別な魅力を感じますか?
島田 彼女の持つナチュラルさと透明感に魅力を感じます。キラキラヒロインというより、ちょっと複雑なバックボーンを背負っている女性の役がよく似合う。逆境が似合う女優さんの中には、道を誤る危うさを上手に演じてくれるタイプの人もいますが、ジュアン・ダーフェイの場合はまた違って、どんな不幸が襲ってきても、すさむことなく、ひたむきにまっすぐに生きていく女性を素敵に表現してくれる。そういうところが、とても応援したくなるんです。あとはどんな役でもできちゃうのが彼女の強み。“こういう役が似合う”という固定されたイメージがないところもいいなと思うんです。だから、え!? こんな役もやってるの?と思うこともあります。シャオ・ジャンの相手役をやったり、「
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🐰 ぬごま 🐉💈 @numa_go17
島田さんと小酒さんの対談面白かった
国色芳華 の #楊紫 私も好きだ。
というか長相思から結構すき💕
李現との「Go!Go!シンデレラは片想い」も、実はちょっと見てみたい😂
#射鵰英雄伝 の黄蓉 と #長安のライチ のライチ娘の荘達菲が出てたよ。他にも陳情令のあの方がw
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