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「ガメラ生誕50周年祭」で林家しん平、三池敏夫、田口清隆らが特撮愛を語る

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「映画秘宝Presents ガメラ生誕50周年祭」の様子。左より林家しん平、井上伸一郎、「駕瞑羅4 真実」に登場するガメラ。

「映画秘宝Presents ガメラ生誕50周年祭」の様子。左より林家しん平、井上伸一郎、「駕瞑羅4 真実」に登場するガメラ。

上映イベント「映画秘宝Presents ガメラ生誕50周年祭」が11月28日、東京・神楽座にて開催された。

これは1965年11月27日にシリーズ第1作が公開され多くの特撮ファンから愛されてきたガメラが、今年生誕50周年を迎えることを記念して行われたもの。定員232名のところ、約2700通の応募があったイベントは第1部と第2部に分かれており、第1部ではシリーズ第1作「大怪獣ガメラ」の上映、ともに造形師である原口智生、高浜幹によるトークショーなどが実施された。

第2部では、落語家の林家しん平が監督を務めた「駕瞑羅4 真実」がスクリーンにかけられ、上映前には林家とKADOKAWA代表取締役の井上伸一郎とのトークショーが催された。“平成ガメラ三部作”が大好きだと語る林家は「僕の解釈で作ったその続編です」と約300万円かけて製作したという自身の自主監督作品を紹介。出演者の螢雪次朗が本編中で見せるセクシーショットの意味、自ら制作したというガメラのスーツの作り方などを巧みな話芸を通して説明すると、会場から笑い声が漏れる。最後に林家が「ガメラで新しいソフトを出すとき、特典映像として入れてくださいよ」と井上に自作を売り込むと、客席からは大きな拍手が湧いた。

上映後は、2016年夏に封切られる「シン・ゴジラ」にスタッフとして参加している三池敏夫、2016年3月12日に全国公開される「劇場版 ウルトラマンX きたぞ!われらのウルトラマン」で監督を務める田口清隆によるトークショーを実施。デジタルとアナログの差異、オープンセットの可能性と撮影スタジオの減少など、特撮に関する多岐にわたるトピックが語られていく中、話題は田口が特技監督を務め、ガメラと同じく巨大なカメが登場する「ラブ&ピース」の話に。監督の園子温とは新宿のゴールデン街で出会ったと前振りをした田口は「園さんは、『新宿の都庁を壊しましょう』と提案したときはすごく乗ってきてくれたんですけど、『ゴールデン街を壊したい』と伝えたらすごく渋って」と振り返る。続けて「『あそこは壊したら復興しない』と言ってきて、僕は自分の好きな場所を壊したいという衝動があるので……職業的なギャップを感じましたね」と明かし、観客の笑いを誘う。

さらにイベントではショートバージョンがYouTubeにて公開されているガメラ生誕50周年記念映像「GAMERA」の国内初上映も行われた。石井克人が監督を務めた約4分30秒の映像には、CGで造形されたガメラの勇姿が惜しみなく描かれており、上映終了とともにこの日一番の大きな拍手が上がった。

なお、現在「GAMERA」新プロジェクトが進行中。内容は決まり次第発表されるので、ファンは続報を待とう。

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