イギリス・ロンドンにて開催されている第59回ロンドン映画祭にて、現地時間10月11日に「
「クレイジー・ハート」のスコット・クーパーが監督した本作は、現在も収監中の凶悪犯ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーが起こしたアメリカ犯罪史上最大のスキャンダルを描くクライムサスペンス。デップは薄髪をオールバックに固めた出で立ちでホワイティに扮し、カンバーバッチはその弟である上院議員ビリー役で出演している。
レッドカーペットには約200人のマスコミと、3000人以上のファンが殺到。デップとの共演について質問されたカンバーバッチは「もちろん僕が弟ビリー役をやると決まるずっと前から、ジョニーがホワイティ役を演じることが決まっていたんだが、僕をこの役に考えてくれていると聞いたときはとにかくうれしかったね」と話す。また監督のクーパーについては「彼の仕事、そして彼の作品に出演する俳優の大ファンだったんだ」と述べ、「素晴らしい俳優たちと仕事をしてきたということから、彼が(俳優の役作りの)プロセスを尊重する人だということはわかっていたんだが、僕は自分自身のプロセス、演技を常に向上させていこうと努めているので、これはいい勉強になると感じた。ボストン訛りだけでなく、すべてが真のチャレンジとなったが、とても楽しいものだった」とコメント。
一方のデップは、今回ホワイティ役を務めるにあたり、そのルックスについてメイクアップアーティストとともに試行錯誤を重ねたとのこと。「ホワイティの声の録音はあまり残っていなかったので、ある意味、勘でやっていたんだが、うまくいったようだった。彼の以前の仲間から手紙をもらったんだが、かなりビビっていたようだったよ(笑)。そう聞いてうれしかったね」と明かす。最後に日本のファンに向けて「この映画でもっとも重要なのは、最初の10分で映画を観ているという感覚を失うほどになることだと思う」と作品の見どころを解説。「スコットはカメラをまるで人のように扱い、覗き見しているかのように使う。カメラがあたかも1人のキャラクターとして息をしているかのようなんだよ。カメラの存在に気付かないし、派手な小手先のことは何もしない。彼のアプローチはとても勇敢で、ある意味、過激だったね」と続けた。
「ブラック・スキャンダル」は2016年1月30日より全国ロードショー。
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