今を生きる少年の葛藤と恋、ロバン・カンピヨ新作「君の見る世界をなぞる」8月公開

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2025年の第78回カンヌ国際映画祭で監督週間に選出された「ENZO」が「君の見る世界をなぞる」の邦題で8月21日に公開される。本作は「パリ20区、僕たちのクラス」で知られるローラン・カンテが立ち上げたプロジェクト。 彼の死去に伴い、「BPM ビート・パー・ミニット」のロバン・カンピヨがその遺志を引き継ぎ、映画を完成させた。

「君の見る世界をなぞる」場面写真。複雑な時代に生きる16歳の少年の等身大の姿を描く

「君の見る世界をなぞる」場面写真。複雑な時代に生きる16歳の少年の等身大の姿を描く

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映画「君の見る世界をなぞる」あらすじ

南仏の裕福な家庭で育った16歳のエンゾは、学校になじめず、建築現場で働いている。そこで出会ったウクライナ出身の青年ヴラドに心を寄せるが、彼は兵役のため戦争へと向かわなければならない。順調に日々を送る家族への不信感、将来への不安、そして親しい人が奪われていく戦争の現実。エンゾは自分の感情を制御できぬまま、夏の時間は静かに流れていく。陽光降り注ぐ南仏を舞台に、フランスの教育制度や格差社会、そして戦争といったテーマを内包しながら、複雑な時代に生きる16歳の少年の等身大の姿を描いた。

主演は元競泳選手の新人

主人公エンゾの心の揺らぎを繊細に体現したのは、元競泳選手という新人のエロイ・ポフ。その飾らない、自然な佇まいがローラン・カンテとロバン・カンピヨの目に留まり、本作で俳優デビューを果たした。周りの世界になじめないエンゾを支える両親役には、「シチリアーノ 裏切りの美学」のピエルフランチェスコ・ファヴィーノと、「天使が見た夢」でカンヌ国際映画祭の最優秀女優賞を獲得したエロディ・ブシェーズが扮している。さらにエンゾが憧れを抱くウクライナからきた労働者ヴラド役には、実際に建築現場で働いていたアマチュア俳優のマクシム・スリヴィンスキーが起用された。

フランス映画祭では来日も

映画はフランス、ベルギー、イタリアの合作。配給は樂舎が担当している。8月の公開に先駆けて、3月20日には東京・ユーロライブで第33回フランス映画祭の1本として上映。監督のカンピヨが来日し、上映後のQ&Aに登壇する予定だ。チケットはteket(テケト)にて販売中。

フランス映画祭で「君の見る世界をなぞる」を観る

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©Les Films de Pierre / Lucky Red / Page 114 / Les Films du Fleuve / France 3 Cinéma / AMI, Alexandre Mattiussi

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今を生きる少年の葛藤と恋、ロバン・カンピヨ新作「君の見る世界をなぞる」8月公開

主演は元競泳選手の新人
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