J・デップ、インチキ画商の次は大悪党！「ブラック・スキャンダル」予告編公開

ジョニー・デップが実在のアイルランド系マフィアのボス、ジェームズ・“ホワイティ”・バルジャーを演じた「ブラック・スキャンダル」の予告編第1弾がYouTubeにて公開された。

本作は「クレイジー・ハート」のスコット・クーパーが監督・製作したクライムサスペンス。1970年代のボストン南部を舞台に、現在も収監中の冷酷非道なギャング、バルジャーの半生を描く。「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」でちょびヒゲがトレードマークの画商に扮したデップが、今度は薄髪をオールバックで固めたギャングに。バルジャーの弟であり、権勢を誇る上院議員ビリーをベネディクト・カンバーバッチが、彼らの幼なじみでバルジャーと共通の敵を一掃しようと目論むFBI捜査官コノリーをジョエル・エドガートンが演じている。また、バルジャーの恋人役でダコタ・ジョンソン、FBI主任捜査官役としてケヴィン・ベーコンが出演。

第1弾として公開された予告編は、革ジャン姿のバルジャーが眼光鋭く夜の街をかっ歩するシーンから始まる。裏社会、政界、FBIと違う世界で生きる男たちの再会。「昔のように、俺たちは助け合える」とのコノリーの言葉に、ビリーの眼の色が変わる。「誰かに見つかったら──消せばいい」と幼い息子に語りかけるバルジャーの姿で締めくくられる映像は、家族を愛する優しい父親である一方、裏社会で生きる冷徹な男でもあるバルジャーのただならぬ空気感をたたえている。

「ブラック・スキャンダル」は、2016年1月30日より全国ロードショー。