今年4月に106歳でこの世を去った
オリヴェイラが101歳のときに発表し、第63回カンヌ国際映画祭ある視点部門のオープニングを飾った本作。ポルトガルのドウロ河流域にある小さな町を舞台に、カメラが趣味の青年・イザクが、若くして亡くなった富豪の娘・アンジェリカの微笑みにとり憑かれるさまが描かれる。予告編映像では、白い死装束に身を包んで横たわるアンジェリカが突然まぶたを開き、カメラを向けるイザクに微笑みかける“恋の始まり”の瞬間が捉えられた。その神秘的な微笑みに心奪われたイザクは、彼女の幻想を見るようになっていく。
ファンタジックな映像に乗せて流れるのは、オリヴェイラが愛聴していた世界的ピアニスト、マリア・ジョアン・ピレシュが奏でるショパンのピアノソナタ3番や夜想曲、マズルカなど。「夜顔」「ブロンド少女は過激に美しく」といったオリヴェイラ作品の常連俳優であり、実の孫でもある
「アンジェリカの微笑み」は、12月より東京のBunkamura ル・シネマほかにて全国ロードショー。
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- 「アンジェリカの微笑み」公式サイト
- 「アンジェリカの微笑み」予告編
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