マノエル・ド・オリヴェイラの初長編「アニキ・ボボ」4Kレストア版が11月公開

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マノエル・ド・オリヴェイラの長編監督デビュー作「アニキ・ボボ」の4Kレストア版が、11月14日から東京のBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下にて2週間限定公開され、全国で順次上映されることが決定。ポスタービジュアルが解禁された。

「アニキ・ボボ 4Kレストア版」ポスタービジュアル

「アニキ・ボボ 4Kレストア版」ポスタービジュアル

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100歳を超えても映画を作り続け、現役最高齢の監督として尊敬を集めたオリヴェイラ。2025年は106歳で亡くなったオリヴェイラの没後10年であり、4月にはその功績を振り返る特集上映「オリヴェイラ2025 没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集」が開催された。

「アニキ・ボボ 4Kレストア版」場面写真

「アニキ・ボボ 4Kレストア版」場面写真 [拡大]

1942年にオリヴェイラの故郷であるポルトガル北部の都市・ポルトを舞台に製作された「アニキ・ボボ」では、ドウロ川近郊で暮らす少年たちの物語が描かれる。内気な夢想家のカルリートスと、恐れを知らないリーダー・エドゥアルドはともに、グループで唯一の少女・テレジーニャに恋をしていた。ある日、カルリートスはテレジーニャが欲しがっていた人形を盗み、彼女にプレゼントするが、それをきっかけに少年たちの間に緊張が高まり、カルリートスはグループから仲間はずれにされる。

解禁されたポスタービジュアルには、お仕置き用の帽子をかぶった少年・ピスタリムが振り返ってこちらを見つめるシーンに、劇中に登場する「いつも正しい道を進め」という言葉がキャッチコピーとして添えられている。デザインは「オリヴェイラ2025 没後10年 マノエル・ド・オリヴェイラ特集」に引き続き、成瀬慧と中野香が手がけた。

また11月8日には東京・Strangerにて、「アブラハム渓谷 完全版」「カニバイシュ」の2本立てオールナイト上映が実施される。鑑賞料金は3500円均一。上映スケジュールなどの詳細は劇場公式サイトで確認してほしい。

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©Produções António Lopes Ribeiro

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