対照的な2人の女性を描いた桂望実による同名小説をもとにした本作。ドラマ「ママさんバレーでつかまえて」で黒木とタッグを組んだ
8月1日にクランクインを控えた黒木は、「監督をさせていただくことは、身に余る光栄だ。とはいえ、今やクランクインを前に、私は極度の緊張感に包まれている。演者とは全く違う景色が、私をどう衝き動かすのか楽しみにしているのと同時に、これから訪れる私の未知なる日々が、スタッフ出演者にとっては最高の日々になるようにと、今はそれだけを願っている」とコメントしている。
黒木瞳 コメント
映画「風と共に去りぬ」を観て、あのスクリーンの中に入りたいと思った10代の頃。そして、20代でその中に入った。映画の世界は、すぐに私を虜にさせた。それからずっと映画作品に出演させていただいている私が、監督をしようと決めたのは、いうまでもない。「嫌な女」という小説に出会ったからだ。主人公、徹子と夏子を通して見えてくる人生の風景、人と人との絆、そして、誰にでも訪れる老い。
それでも、“人生捨てたもんじゃない”と思わせてくれる爽やかな読後感を、私は、映画「嫌な女」で感じたいと思ったのだ。監督をさせていただくことは、身に余る光栄だ。とはいえ、今やクランクインを前に、私は極度の緊張感に包まれている。演者とは全く違う景色が、私をどう衝き動かすのか楽しみにしているのと同時に、これから訪れる私の未知なる日々が、スタッフ出演者にとっては最高の日々になるようにと、今はそれだけを願っている。
福島大輔プロデューサー コメント
日本を代表する女優である黒木瞳さんから「映画を撮りたい」と聞いた時には、正直とても驚きました。まずはビックリし、次に、その勇気に感動を覚え、最後にはとてもワクワクして来ました。女優が女優を撮る。これはとんでもなく面白いことになるのではないか、と。
そして、黒木監督と打ち合わせを重ねるごとに、監督の熱い想いを聞くごとに、その確信は強まって行きました。これは間違いなく、大きな挑戦になることと思います。今から楽しみでなりません。
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