2016年全国公開予定の「嫌な女」は、桂望実による同名小説を原作にしたヒューマンドラマ。仕事も結婚生活もうまくいかず、孤独な日々を過ごしていた弁護士の石田徹子と、慰謝料問題を解決するため彼女のもとを訪れた天才詐欺師の小谷夏子を軸に、境遇も立場も異なる対照的な2人の女性の友情と人生をコミカルに描き出す。人と打ち解けられない強情な徹子を吉田が、彼女と同い年の従妹で社交的な夏子を木村が演じる。
本作で映画初主演を務める吉田は「共演すらまだない大先輩黒木瞳さんの初監督作品、しかも主演でというお話をいただいたときは自分の耳を疑いました」とオファー時の心境を告白。続けて「かつてない大役の重責に武者震いする一方で、瞳監督のこの作品にかける並々ならぬ情熱に身体を底から突き上げられ、女優が女優を撮る面白さを是非見たいとも思いました」と本作に対する意気込みを語る。一方主演経験のある木村も「これから大先輩の前で丸裸になるのかと思うと身が引き締まる思いと共に、未だかつてない緊張を感じております」と胸の内を明かしている。
吉田羊 コメント
共演すらまだない大先輩黒木瞳さんの初監督作品、しかも主演でというお話をいただいたときは自分の耳を疑いました。かつてない大役の重責に武者震いする一方で、瞳監督のこの作品にかける並々ならぬ情熱に身体を底から突き上げられ、女優が女優を撮る面白さを是非見たいとも思いました。脚本と登場人物が唸るほど魅力的で、これは何としても最高の作品にしたいという思いです。共演者・スタッフの皆様の胸を借りながら、丸裸で、瞳監督の情熱にぶつかっていきたいと思います。
木村佳乃 コメント
黒木瞳さんが映画の監督をされると聞いて、大変驚きました。内容を知らない内から、是非やらせていただきたいと心踊っていました。
台本を頂いた後、瞳さんにお会いして、監督のこの作品への強い想いを感じました。これから大先輩の前で丸裸になるのかと思うと身が引き締まる思いと共に、未だかつてない緊張を感じております。とてもとても熱い夏になりそうです。
黒木瞳 コメント
吉田羊さんと木村佳乃さんは、自分の殻にとどまらず、何かを見つけたい、何かを試したい、何かを成し遂げたいというエネルギーに満ち溢れた女優だと思っています。
お二人からは、「なんか、面白そう」という感想とともにふたつ返事でご出演を快諾していただきました。この、なんか面白そう、という大胆なお気持ちが、私はすごいなと思いました。
今、撮影が始まり、お二人まったく違うキャラを演じていただいています。
徹子を演じる羊ちゃんからは、忍耐力と理性とふところの深さを感じます。
これは、徹子を演じる上でも不可欠ではありますが、役柄なのかご本人なのか、私でさえ見間違うほど、虚実皮膜の間を自由に行き来する才能に惚れ惚れしてしまいます。
夏子を演じる佳乃ちゃんからは、順応性と探究心、そして自由自在の瞬発力を感じます。画面の中から飛び出してくるんじゃないかという演技力には、ドキッとしてしまいます。ハンパない感受性に、私は、ついニタニタしてしまいます。
お二人は、同じ画面の中に存在していても、まったく違う色の光を発します。
そのふたつの光が交わったときは圧倒されます。
私の言葉に耳を傾け芝居に入る徹子と夏子、スクリーンの中で、この夏の太陽より輝いている吉田羊さんと木村佳乃さんの「嫌な女」を、ご期待ください。
関連記事
吉田羊の映画作品
関連商品
リンク
- 「嫌な女」公式サイト
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
吉原 由梨 @yuriyoshihara
吉田羊さん好きだし、原作も面白かったから観たいなこれ。ただ監督が…監督が…(自粛
黒木瞳の初監督作「嫌な女」、吉田羊と木村佳乃が同い年のいとこ役でW主演 - 映画ナタリー http://t.co/dsOEpgEW5v
#嫌な女