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池松壮亮&二階堂ふみ、日プロ主演賞の2人が授賞式で見せたほとばしる情熱

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第24回日本映画プロフェッショナル大賞授賞式にて、左から池松壮亮、二階堂ふみ。

第24回日本映画プロフェッショナル大賞授賞式にて、左から池松壮亮、二階堂ふみ。

第24回日本映画プロフェッショナル大賞にて、二階堂ふみが主演女優賞、池松壮亮が主演男優賞を受賞。5月9日に都内の劇場にて行われた授賞式に登壇した。

深田晃司の監督作「ほとりの朔子」、熊切和嘉の監督作「私の男」で主演女優賞に選ばれた二階堂は「自分の中で葛藤や変化を感じていた時期で、運命だなと思う瞬間や素敵な偶然もたくさんありました。そんな映画にこうして最後まで関わることができて、すごくうれしいです」と当時を振り返り、感謝と喜びの気持ちを口にする。両作で共演した太賀がプレゼンターとして駆けつけ、花束を授与。「また太賀くんと現場で一緒になりたいです。大好きな俳優さんなので」と二階堂が視線を送ると、太賀も「『ほとりの朔子』で過ごした夏、『私の男』で過ごした冬、共に時間を過ごしていき、心底かっこいい女優だなと思っていました」と互いに厚い信頼をのぞかせた。

最後に二階堂は、「映画が好きという気持ちはこれからもずっと変わらないし、現場に行くたびに映画が好きになる。そのモチベーションで、今後もいろんな人と出会って作品を作っていきたいです」と映画に対する並々ならぬ思いを強く語った。

愛の渦」「紙の月」「大人ドロップ」「海を感じる時」と話題作に立て続けに出演した池松は、これまで数々の助演男優賞を受賞。初の主演男優賞の獲得に、「自分で選んで好きでやっていることなので『賞なんていらねえよ』と思ってましたが……やっぱりもらうとうれしいです」と頬をゆるませた。続いてプレゼンターとして「愛の渦」で互いに体当たりの演技を見せつけた門脇麦が登場。池松の印象を聞かれると、「あまりしゃべらないし愛想もないけど、誰よりも熱いものを持ってこの仕事をしている人なんだなという印象です」と会場を笑わせつつも池松を賞賛。一方で池松も「麦ちゃんがいなかったら『愛の渦』はできなかった。僕なんかよりも麦ちゃんが主演賞を獲るべきだと思っています」と門脇の女優魂を讃え、監督の三浦大輔とみんなでひと勝負かけた作品だと気持ちを込めて話した。池松は「受賞した作品は、今後ずっと背負っていくもの」と作品への誇りを表し、「これからも自分の価値観を信じて続けていきたい」と役者としての決意を語った。

互いの才能を認める若き俳優たちが共演を誓いあい、日本映画界のさらなる盛り上がりを予感させる一夜となった。

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