尾上松也＆坂東巳之助ら、鏡開きで「新春浅草歌舞伎」へ意気込み

尾上松也、坂東巳之助、中村壱太郎、中村隼人、中村梅丸、中村錦之助が、昨日1月2日に東京・浅草公会堂 正面玄関前にて行われた鏡開きに参加した。

同会場にて上演中の「新春浅草歌舞伎」に出演する6人は、新年を迎えた喜びを述べると共に公演に向けた意気込みを語った。松也が「メンバーが一新して3年目を迎えました。より向上し、このメンバーならではの舞台を作り上げていきたいと思っております」とコメントすると、巳之助は「浅草の街の活気と元気を自分の体に取り込んで1カ月勤めたいと思います」と続ける。

何度も足を運んでいただければ、と呼びかけた壱太郎は「女方として舞台を支え、盛り上げていきたいと思いますので千秋楽までどうぞよろしくお願いいたします」とひと言。4役を演じる隼人は「毎年自分が最年少です、という話をさせていただくのですが、今年はよりフレッシュな梅丸くんがいます。改めて気を引き締めていきたいと思います」と若手に華を持たせた。

その梅丸は「最年少ではございますが、先輩方に負けないように一生懸命勤めます」と笑顔。これを受けた錦之助は「若手の中村錦之助です!!」と自己紹介し、会場の笑いを誘う。そして「今年は第二部だけの出演でございますが、まだ切符をお求めじゃない方、既にお求めいただいた方も、2度3度とお運びいただければと思います」と公演をアピールした。

「新春浅草歌舞伎」は、第1部に「傾城反魂香 土佐将監閑居の場」「義経千本桜 吉野山」、第2部に「双蝶々曲輪日記 角力場」「御存 鈴ヶ森」「棒しばり」がラインナップされている。公演は1月26日まで。

尾上松也コメント

朝早くから大勢の皆さんにお集まりいただきまして、本当にありがとうございます。メンバーが一新して3年目を迎えました。より向上し、このメンバーならではの舞台を作り上げていきたいと思っております。1月は歌舞伎の舞台が5座開いており、そのうち2座は襲名です。お正月、襲名の華やかなムードに乗っかりまして、全員で懸命に勤め、この浅草を盛り上げていきたいと思います。皆さまご声援のほどよろしくお願いいたします。

坂東巳之助コメント

皆さま、明けましておめでとうございます。坂東流の歳末助け合いチャリティー舞踊会を長年させていただいており、年越しは浅草寺で除夜の鐘つきに参加させていただいておりましたので、3年前に世代交代をしてさせていただき、大変嬉しかったです。また今年もここ浅草でスタートできる事は皆さまが応援してくださるおかげと思っております。今年はその喜びと、浅草の街の活気と元気を自分の体に取り込んで1カ月勤めたいと思います。

中村壱太郎コメント

3年ぶりに浅草の地に戻ってきました。この浅草で公演ができるのを大変うれしく思っております。私は残念ながら一部のみの出演ですが、二部もお年玉ご挨拶だけは出演します。歌舞伎の舞台は日々変化します。1度と言わず2度3度、4度5度とお運びいただけますと幸いです。女方として舞台を支え、盛り上げていきたいと思いますので千秋楽までどうぞよろしくお願いいたします。

中村隼人コメント

新年あけましておめでとうございます。今回私は4役勤めさせていただきます。毎年自分が最年少です、という話をさせていただくのですが、今年はよりフレッシュな梅丸くんがいます。改めて気を引き締めていきたいと思います。新年から大きなお役をやらせていただけるのは有難いことですので、ひとつひとつを大切に演じ、自分の命を吹き込み、1カ月間勤めたいです。皆さまどうぞよろしくお願いいたします。

中村梅丸コメント

皆さま新年あけましておめでとうございます。私も5年連続で出演させていいただいておりますが、今年もこの浅草に出演させていただけること大変うれしく思っております。浅草歌舞伎は地域密着の温かい公演でございます。最年少ではございますが、先輩方に負けないように一生懸命勤めます。どうか皆さま千秋楽まで応援のほどよろしくお願いいたします。

中村錦之助コメント

皆さま明けましておめでとうございます。若手の中村錦之助です!! 今年は第二部だけの出演でございますが、まだ切符をお求めじゃない方、既にお求めいただいた方も、2度3度とお運びいただければと思います。よろしくお願いいたします。