大竹しのぶ×渡辺えり×キムラ緑子が挑む、“辛口喜劇”「三婆」が開幕

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大竹しのぶ渡辺えりキムラ緑子が出演する「三婆」が、本日11月1日に東京・新橋演舞場にて開幕。初日に先がけ、昨日10月31日に囲み取材と公開舞台稽古が行われた。

「三婆」公開舞台稽古の様子。

「三婆」公開舞台稽古の様子。

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「三婆」囲み取材の様子。左からキムラ緑子、大竹しのぶ、渡辺えり。

「三婆」囲み取材の様子。左からキムラ緑子、大竹しのぶ、渡辺えり。[拡大]

1961年に発表された有吉佐和子の小説を原作とした「三婆」。金融業を営む武市浩蔵が亡くなった後、その妻・松子、武市の妹・タキ、武市の妾・駒代の“三婆”が始めた奇妙な共同生活で巻き起こるバトルが描かれる。

「三婆」公開舞台稽古の様子。

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今回の上演では、松子役を大竹、タキ役を渡辺、駒代役をキムラが務め、この“三婆”に翻弄される部下・重助役を段田安則が演じる。さらに武市家の御用聞き・辰夫役にジャニーズJr.の安井謙太郎、お手伝い・お花役には福田彩乃がキャスティングされた。

「三婆」公開舞台稽古の様子。

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3人揃っての舞台共演は今回が初となる大竹、渡辺、キムラ。囲み取材に応じた大竹は「すごく楽しいし、小さいことでも言い合えます。信頼し合っているのですごく楽ですね。みんなお芝居が好きなので」とコメントし、キムラは「不安もありますけれども、たぶんどんどん成長していく芝居だなって。できることを精一杯がんばりたいと思います」と意気込んだ。

「三婆」ビジュアル

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また渡辺は本作について「辛口の喜劇というか。悲劇と喜劇って紙一重ですよね。その部分がとても色濃く出ている戯曲だと思います。やればやるほど滑稽で残酷な、今の社会の問題点がぐっと浮かび上がってくるような作品」と分析。続く大竹は「特に60代、70代の方々がたくさん観に来てくださると思うんですが、すごく考えさせるお芝居だなというところまで掘り下げたいと思います」と意欲を見せる。

キムラは「映画や舞台やテレビで何度も演じられているという意味がやっと分かった気がします。すばらしい作品だなと思うし、しかもやり甲斐がある。そして最後にすごくズシッと心に残るんですね。自分の人生を振り返るきっかけにもなるから、そういうものをお客さんに持ち帰ってもらえたら」とアピール。最後に大竹は「いよいよ新橋演舞場、この3人の『三婆』が始まります。とっても楽しいけれど、ちょっと考えさせるお芝居になっているので、ぜひお越しいただけたらと思います」と観客にメッセージを送った。公演は11月27日まで。

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「三婆」

2016年11月1日(火)~27日(日)
東京都 新橋演舞場

原作:有吉佐和子
脚本:小幡欣治
演出:齋藤雅文

キャスト

武市松子:大竹しのぶ
武市タキ:渡辺えり
富田駒代:キムラ緑子

辰夫:安井謙太郎
お花:福田彩乃
瀬戸重助:段田安則

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読者の反応

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みみん @miminnomin03

大竹しのぶ、渡辺えり、キムラ緑子の舞台「三婆」。
凄いメンバーみん!! チケットとれそうにないみん。。。

https://t.co/99SMW8S01Q

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