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全国公演中の「浮標」、長塚圭史「田中哲司の凄まじさ、原田夏希の麗しさ見て」

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葛河思潮社 第5回公演「浮標」の様子。

葛河思潮社 第5回公演「浮標」の様子。

長塚圭史のソロプロジェクト・葛河思潮社による「浮標」が、全国7会場で公演中だ。

本作は、ロンドン留学中の長塚が号泣しながら読んだという三好十郎の戯曲。帰国後に立ち上げた葛河思潮社の旗揚げ公演として2011年に初演されたのち、2012年9・10月にも再演され、このほど約4年ぶりの再演となった。日中戦争の影が忍び寄る時代を背景に、生活の困窮、最愛の妻の病苦など、あらゆる困難と向き合う主人公の生き様が描かれる。

演出を手がける長塚は、初日を迎えて「画家の久我五郎を演じる田中哲司さんの圧倒的な凄まじさ、更に今回初参加ながら肺病を病む妻・美緒役の原田夏希さんのぞっとするほどの麗しさを是非目撃していただきたいです」と新たな座組での出来栄えに自信を覗かせた。

「浮標」は8月7日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオでの公演を終え、8月11日から愛知、兵庫、三重、福岡、佐賀を巡演。9月2日から4日まで東京・世田谷パブリックシアターにて上演される。

長塚圭史コメント

日本にこれだけ優れた劇烈な戯曲があることを一人でも多くの方に知っていただきたいです。死にゆく妻を前に「生」とは、「死」とは何かを徹底的に解剖します。そして画家の久我五郎を演じる田中哲司さんの圧倒的な凄まじさ、更に今回初参加ながら肺病を病む妻・美緒役の原田夏希さんのぞっとするほどの麗しさを是非目撃していただきたいです。これで3度目の「浮標」ですが、もうしばらくお目にかかることは出来ませんよ!

葛河思潮社 第5回公演「浮標」

2016年8月11日(木・祝)
愛知県 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール

2016年8月13日(土)・14日(日)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール

2016年8月20日(土)・21日(日)
三重県 四日市地域総合会館 あさけプラザホール

2016年8月28日(日)
福岡県 北九州芸術劇場 大ホール

2016年8月30日(火)
佐賀県 佐賀市文化会館 中ホール

2016年9月2日(金)~4日(日)
東京都 世田谷パブリックシアター

作:三好十郎
演出:長塚圭史
出演:田中哲司原田夏希佐藤直子谷田歩木下あかり池谷のぶえ、山崎薫(崎はたつざきが正式表記)、柳下大、長塚圭史、中別府葵菅原永二、深貝大輔

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