DIR EN GREY欧州ツアー、独「ROCK IM PARK」で開幕

2009年6月9日 21:35 1 音楽ナタリー編集部

DIR EN GREYが6月5日、ドイツのニュルンベルクで開催されたロックフェス「ROCK IM PARK」に参加。本フェス出演を皮切りに、約2年ぶりとなるヨーロッパ広域ツアーがスタートした。

DIR EN GREYとは？

京（Vo）、薫（G）、Die（G）、Toshiya（B）、Shinya（Dr）からなる5人組バンド。1997年に現メンバーがそろい「人間の弱さ、あさはかさ、エゴが原因で引き起こす現象により、人々が受けるさまざまな心の痛みを世に広める」という意志のもとに結成。ミクスチャー、ヘヴィロック的な要素をゴシック的な様式美の中で表現する世界観が評価され、日本のみならず海外でもブレイク。2002年にアジアツアーを成功させたのを機に、アメリカ、ヨーロッパ各国にも進出し、熱狂的なファンを多数獲得する。2011年に約3年ぶりのアルバム「DUM SPIRO SPERO」をリリース。発売直後からヨーロッパや北米、中南米などで海外ツアーも行った。2014年3月には4年ぶりとなる日本武道館公演「DUM SPIRO SPERO」を行い、同年夏より過去のアルバムを再現するツアーシリーズを開催している。結成20周年を迎えたことを記念して、2018年1月にはベストアルバム「VESTIGE OF SCRATCHES」を発表した。2020年8月にキャリア初の配信シングル「落ちた事のある空」をリリース。

「ROCK IM PARK」でのパフォーマンスは、彼らの基準からすればベストな部類に入るものとは言い難いところがあったという。しかし、その2日後の「ROCK AM RING」ではその雪辱をはらすかのような、熱いステージを披露。

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「ROCK IM PARK」はニュルブルクリンクで行われる「ROCK AM RING」と同時開催される、恒例の姉妹フェス。今年は6月5日から3日間にわたり行われ、SLIPKNOTやLIMP BIZKIT、THE PRODIGY、MARILYN MANSON、THE KILLERSなどのビッグネームや注目の新進アーティストが多数出演。DIR EN GREYはクラブ・ステージのヘッドライナーとしての出演となった。

今回彼らが立つことになったクラブ・ステージは、2006年出演時に立ったセンター・ステージ、2005年にライブを行ったオルタナ・ステージに続く第三のステージ。同フェスでは最小規模となるが、それでも広さはアリーナクラスと同等。DIR EN GREYはこのステージで1時間にわたる熱演を繰り広げた。

今後バンドは、イギリス「DOWNLOAD FESTIVAL」をはじめとするいくつかの巨大フェスに出演。その合間に各地で単独公演をを行い、6月27日まで怒濤のツアーは続く。

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