ZIGZO、水戸公演リベンジで25曲熱演の大盤振る舞い

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5月3日にZIGZOが茨城・水戸ライトハウスにて全国ツアー「ZIGZO TOUR2013 THE BATTLE OF LOVE」の振替公演を開催した。

「ZIGZO TOUR2013 THE BATTLE OF LOVE」水戸ライトハウス振替公演の様子。(撮影:大参久人)

「ZIGZO TOUR2013 THE BATTLE OF LOVE」水戸ライトハウス振替公演の様子。(撮影:大参久人)

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高野哲(Vo, G)(撮影:大参久人)

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岡本竜治(G)(撮影:大参久人)

岡本竜治(G)(撮影:大参久人)

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大西啓之(B)(撮影:大参久人)

大西啓之(B)(撮影:大参久人)

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櫻澤泰徳(Dr)(撮影:大参久人)

櫻澤泰徳(Dr)(撮影:大参久人)

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このライブは、大雪に見舞われ約30名しか来場できなかった1月14日の水戸公演の“リベンジ”として実施された。1曲目はツアー本編と同じ「Day By Day」で始まるかと思いきや、この日は高野哲(Vo, G)が現れるなり「みんな知らない曲やっていいかな? いい曲だからさ」と口にする。そしてバンドは「衝動」を演奏し、ZIGZOの新しいモードをオーディエンスに提示した。その後はツアー本編同様、最新アルバム「THE BATTLE OF LOVE」からの楽曲を中心にしたセットリストで進行。重いグルーヴで攻める「Day By Day」、艶やかな照明が哀愁あふれる歌を彩った「I Cult You」や、高野が「約束を果たそう」という言葉に力を込めた「Super Charger Star」などが観客を圧倒していく。また岡本竜治(G)のコーラスが印象的に響いた「笑う月」、櫻澤泰徳(Dr)の深く重いドラムから流れた「THE WORLD INTRODUCTION」といった過去の曲もオーディエンスを惹き付けた。

中盤で披露された「add9~3days in a well」からは全員のスイッチが入りパフォーマンスも奔放さを増す。同曲の間奏では大西啓之(B)はグルーヴィなベースラインがフロアを揺らし、「I am a slider」では観客の歓声の大きさに応じて岡本がギターの速弾きを披露。高野の「ツアー中は演奏していて一番楽しいと紹介していた曲です。3カ月経った今も変わらないかな。sakuraさん、和風のカウントでお願いします」という言葉から流れた「ぶらつく天使」では、櫻澤が「せーの!」という掛け声とともに和太鼓のような音を響かせ、退廃的な匂いを漂わせる曲に彩りを添えた。さらに高野は「I'm in Love」では歌詞の一部を「何があっても必ず行くよ 太陽追う常磐道」に変え、「チェルシー」では「もうさよならはしないぜ」と歌い上げる。各曲で繰り広げられるアドリブの数々に、観客はおおいに熱狂していた。

「トロイメライ」で柔らかな空気を作り出したあと、高野は「『トロイメライ』はやり続けていくことで育っていく曲だとツアー中に言ってたことを思い出しました」と口にする。「ツアーの終盤っていつも、バンドがもうちょっとで絶頂を迎えるっていう感覚と、ツアーのメニューを2度とできない寂しさを感じるんですよ。だから雪降ってくれてありがとう」と振替公演ができるうれしさを明かす。そして「40過ぎてから夢とか言っちゃう俺たち。それに賛同して集まっちゃう君たち」と笑いながらファンを讃え、「炎は青く揺れる」から後半戦へと突入した。

櫻澤が気合いを入れるように上着を脱ぎ、ドラムを乱打した「裸ピストル」、大西と岡本がセンターに立ちそれぞれフロントマンとして歌声を披露し、観客を煽った「RUSH!」と後半になってからも勢いを止めないメンバーたち。さらに畳み掛けるように披露された「血と汗と涙の裏側のハッピー」も大きく盛り上がったが、曲が終わった直後に高野は「間違えた。『血と汗』じゃなくて違う曲やるはずだった」と衝撃の事実を明かす。しかしそこはサービス精神旺盛な彼らのこと、「せっかくだからその曲もやろう」と新曲「残響」を届けた。

「やりすぎだよ今日。ひさしぶりだからやってもやってもやり足りないような気がしてます」「このバンド、やればやるほど面白いんです」と高野はZIGZOというバンドの面白さを明かす。「今日はうまいビールが飲めそうです」と破顔すると、「Hello, I Love You」と「MADAMADA」をプレイした。ツアー本編はこの2曲で終了していたが、高野の「やり足りない人! 聴き足りない人!」のシャウトから「Strawberry shampoo」になだれ込む。予想外のナンバーにオーディエンスは歓声をあげ、メンバーも楽しそうにセッションに興じた。ステージを去る際に高野は「面白かったね。曲多かったけど、振替公演のボーナスってことで」と口にし、櫻澤は「まだまだ。またね……」と“次”を匂わせながら消えていった。

なおZIGZOは7月17日にミニアルバム「TRUE IMPULSE」をリリースし、7月20日にこれに伴うインストアイベント「『TRUE IMPULSE』完全再現ライブ+なんと握手会(笑)」を東京・タワーレコード渋谷店にて開催。9月8日には東京・赤坂BLITZにてワンマンライブを行うことが決定している。

ZIGZO「ZIGZO TOUR2013 THE BATTLE OF LOVE」
2013年5月3日(金・祝)茨城県 水戸ライトハウス セットリスト

01. 衝動
02. Day By Day
03. アドレナリン ドライブ
04. I Cult You
05. Super Charger Star
06. 笑う月
07. THE WORLD INTRODUCTION
08. Medicine Man
09. add9~3days in a well
10. Beyond The Moment
11. I am a slider
12. ぶらつく天使
13. I'm in Love
14. WALK
15. チェルシー
16. トロイメライ
17. 炎は青く揺れる
18. ひまわり
19. 裸ピストル
20. RUSH!
21. 血と汗と涙の裏側のハッピー
22. 残響
23. Hello, I Love You
24. MADAMADA
25. Strawberry shampoo

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