N'夙川BOYS、観客との距離をなくしたツアー東京公演

N'夙川BOYSの全国ツアー「N'夙川BOYS TOUR 2012“24HOUR DREAMERS ONLY! ～でっかい でっかい 夢を見よう～”」の東京公演が、12月5日に東京・Shibuya O-EASTで開催された。

今回はメジャー1stアルバム「24HOUR DREAMERS ONLY!」を携えた初のワンマンツアー。3人は満員の観客を前に天真爛漫なパフォーマンスを披露し、フロアを大いに沸き立たせた。

ライブはアルバム収録曲を中心としたセットリストで展開。マーヤLOVEは「でっかいでっかい夢見よう！ 夙川BOYS!!」と絶叫し、1曲目「24hour」からエンジン全開で飛ばしていく。リンダdadaはキュートな魅力を振りまきながら力強い歌声を響かせ、シンノスケboysは寡黙ながらひときわ派手なアクションでオーディエンスを挑発。3人が放つパワフルなエネルギーに呼応するように客席からは怒号のような歓声が上がり、ライブは序盤からすさまじい盛り上がりを見せた。

その後はコール＆レスポンスが続いた「ひとりぼっちのマイクロフォン」、シンガロングが幸福感を生んだ「homework」などが会場の一体感をますます高めていく。「ぶっ倒れそうやわ、うれしすぎて。でもここでぶっ倒れてはいけない！」というマーヤのMCから始まった「トゥナイト」では、リンダの奏でる美しいグランドピアノの音色と身を削るようなマーヤの熱唱が感動的な空気を作り出した。

ライブ後半に披露されたTHE DRUMSのカバー「Let's Go Surfing」ではマーヤがギターケースをサーフィンボードのようにして客席へ飛び込み、会場の熱狂がピークに達した「物語はちと？不安定」ではシンノスケがステージを飛び出して暴走。リンダはステージ上を縦横無尽に跳ね回りながらオーディエンスを煽るなど、三者三様の自由奔放さがオーディエンスを興奮の渦に巻き込んだ。そしてアンコールではマーヤが観客を舞台上に呼び込み、ステージが観客でぎゅうぎゅう詰めになるという事態に。バンドと客との垣根をなくした彼らは、大勢の人々に囲まれながらその瞬間を楽しんでいた。

なお「N'夙川BOYS TOUR 2012“24HOUR DREAMERS ONLY! ～でっかい でっかい 夢を見よう～”」は、12月12日に北海道・札幌Sound Lab moleでファイナルを迎える。また4月には大阪・大阪BIG CATと東京・SHIBUYA-AXにてワンマンライブが開催されることが決定した。チケットの発売日は追って発表される。

N'夙川BOYS LIVE 2013 SPRING（仮）

2013年4月11日（木）大阪府 大阪BIG CAT
OPEN 18:00 / START 19:00

2013年4月14日（日）東京都 SHIBUYA-AX
OPEN 17:00 / START 18:00