高田渡が自費出版した幻の手作り詩集、43年ぶりに復刻

高田渡が1969年に限定300部で自費出版した私家版の詩集「個人的理由」が復刻され、8月28日に発売される。

この書籍は高田が京都在住時の18歳から20歳までに書きためた詩を自らの手で出版したもの。初単行本化の詩12編と高田が自ら撮影した写真を多数追加収録し、さらに彼がベルウッドに所属する前につづっていた未発表詩「新・職業」の手書き原稿、当時つけていたメモ帳、ユーモアあふれる私家版の広告など貴重な資料も巻末に掲載される。

この書籍の発売を記念して、京都・ガケ書房では9月17日までパネル展を開催中。当時高田が東京・井の頭公園や佐賀、京都などで撮影した写真のパネルが展示されている。このパネル展は東京・ジュンク堂吉祥寺店でも後日実施が予定されている。

なお9月5日には高田渡のベストアルバム「ゴールデン☆ベスト」が発売され、10月3日にはベルウッド時代の名盤「ごあいさつ」「系図」「石」が復刻されることも決定している。