「忘れないよ、今日のことは！」大橋彩香、1700人の祝福受けた生誕祭

大橋彩香が21歳の誕生日にあたる9月13日に、東京・EX THEATER ROPPONGIにてバースデーイベント「大橋彩香 バースデーイベント ～はっしーバースデー2015～」を開催した。

大橋が19歳を迎えた2年前から行われている「はっしーバースデー」。初回は170人キャパの会場だったが年々規模を拡大させ、今年は1700人が集まるほどの大盛況となった。ファンが手にするペンライトがピンクに灯り、華やかな空気に場内が満たされる中でイベントが開幕。薄いブルーのロングドレスに頭にはティアラというファッションでステージに現れた大橋は、オープニングナンバーとして「YES!!」を元気いっぱいに歌い上げ、来場したファンのテンションを上昇させる。彼女が歌い終えると観客は大声で「お誕生日おめでとう！」と祝福の声をあげ、それに大橋も「21歳！ ありがとう！」と満面の笑みで返した。

その後、MCを務めるサンキュータツオが登場しトークコーナーがスタートする。誕生日にちなんで、この日のトークテーマとして掲げられたのは「20歳振り返りトーク」。大橋は「盛りだくさんでした」と口にすると、20歳になって解禁となったお酒にまつわるエピソードを皮切りに、憧れの学園祭に出演できたときの喜び、シンガポールで行われたアニメフェスや「Animelo Summer Live 2015」で感じた思いなどを写真を交えながら語る。「けっこう『うわー』ってとっちらかったときもありましたが、勉強になりましたし、タフにもなりました」と充実した1年だったことを明かし、「21歳は車に乗りたい！ 教習所に行って免許を取って、かわいい車に乗りたい。来年の『はっしーバースデー』で（免許取得を）報告できるといいな」と意気込んだ。

続いて、大橋の真似をする女性声優の声を、大橋本人が当てる異色企画「へごマネクイズ」のコーナーへ。サンキュータツオは声優界で空前の“へごマネブーム”が吹き荒れていると前置きをした上で、クイズに登場する6人の声優のうち4人を当てることができればご褒美が与えられると大橋に伝える。その言葉に気合いを入れた大橋は、意気揚々とクイズに臨んだ。なお「へごマネクイズ」に参加した声優は、例題として登場した田所あずさのほか、新田恵海、五十嵐裕美、福原綾香、黒沢ともよ、西明日香、上坂すみれの計7名。女性声優たちが、大橋に対する第一印象や好きなところをモノマネで語ると、そのたびに会場内は笑いとざわめきに包まれ、大橋は「楽しいー。うれしい、この企画！」と叫んだ。そして見事6人中5人を当てた大橋は、「カメラに向かって自分をアピールできる権」を獲得。好きなものや趣味を熱弁し会場を盛り上げた。

1時間にわたるトークコーナーのあとはライブへ。ウエストに大きな青いリボンをあしらった花束をイメージしたミニスカートに着替えた大橋は「みんな、ヘイヘイしてくださいね！」と観客に呼びかけると、「今よ！ファンタジスタドール」でライブをスタートさせる。メタリックなイントロから幕を開ける「月ニ輝ク夜ノ秘話」では凛とした歌声を、ダンサーを従えてパフォーマンスをした「にゃんダフルらぶ」ではキュートな一面を披露し、アーティストとして幅広い魅力を存分に発揮した大橋。アンコールでダンサーたちによってバースデーケーキが運ばれてくると、「超うれしい！ 来年も再来年も続けていきたいな」と喜びを爆発させた。そして祝福してくれたファンに向けてのプレゼントとして新曲「おしえてブルースカイ」を初披露。ファンは曲のイメージにあわせてペンライトの色を青に変え、大橋の歌声を彩った。

ラストナンバー「明日の風よ」を歌い終えたあと、彼女はファンとスタッフに対する感謝の思いを口にする。「最高の誕生日をありがとう。忘れないよ、今日のことは！」と叫び、ファンの声援を受けながら名残惜しそうに去っていった。なお終演後、場内のスクリーンでは12月9日にニューシングルがリリースされることが告知され、オーディエンスは大興奮。大橋同様、彼らも笑顔を浮かべながら会場をあとにしていた。