本日4月8日に東京・ホテルニューオータニにて行われた「新経済サミット2015」のゲストスピーカーとしてYOSHIKI(
YOSHIKIの登場前、X JAPANおよびYOSHIKIが日本を飛び出して海外でも活躍していることを紹介するムービーが上映された。その後ステージに姿を見せたYOSHIKIは「今日はピアノもあるので、ルースさんと対談する前に1曲披露したいと思います」と話してから、ストリングスカルテットを率いて「天皇陛下御即位十年をお祝いする国民祭典」のために制作された奉祝曲「Anniversary」を演奏。楽曲のクライマックスでは腕を突き上げた瞬間にサングラスがはずれてしまい、「気合い入りすぎてサングラス落ちちゃった」と思わずはにかんでいた。
ピアノ演奏後、YOSHIKIはルース氏をステージに招き入れる。ルース氏は駐日大使として日本に滞在していた時期にX JAPANのライブを観覧したことがあり、ファンとともにXジャンプを楽しんだと話しつつ、その場でもXジャンプを行って会場を沸かせた。
続くディスカッションではYOSHKIが音楽業界におけるテクノロジーの進化について言及。彼は「音楽業界は今、決してハッピーではない。20年前とすっかり変わりました。50年ほどの間にレコードからCD、そして今は配信がスタンダードになりつつあるが過去の収益を越えるようなストリーミングサービスはまだ実現できていない」と話していた。ルース氏はアーティストであり企業家でもあるYOSHIKIに対してどのような戦略で活動をしているか質問。これについてYOSHIKIは「自分自身をブランディングすることが大切。“YOSHIKI”というキャラクターのブランドを作っているようなもの」と答えた。
またルース氏は「YOSHIKIはもう20年近くアメリカで生活しているが、日本ではその前からスーパースターだ。日本におけるボノ(U2)のような存在だと思うし、X JAPANは日本のThe Beatlesと言っても過言ではない」と賞賛。続けてアメリカのニュース番組でYOSHIKIのインタビューを観た際に、「なぜアメリカに来たのか?」という質問に対してYOSHIKIが「なぜしないの?(Why not)」と答えていたことを触れる。これについてYOSHIKIは「本当にタフでなければ手に入らないチャレンジであった」と語ったほか、海外進出する前から海外に比べて日本や自身の音楽が劣っているとは思っておらず、「絶対にうまくいく」と思い続けていたと話した。そして渡米時は英語をあまりうまく話せなかったが、アメリカのスタジオでレコーディングをした際に英語でコミュニケーションが思うように取れなかったため、まずは英語の勉強をひたすら努力したというエピソードを続けて披露した。
イベントの最後にはステージに楽天株式会社の三木谷浩史社長が招かれ、3人でXポーズを決めるなどしてトークを終えた。なおセッション後に行われた会見でYOSHIKIは、つんく♂が自身の声帯を摘出したことについて、「心から応援したいと思いますし、そうやって生きる道があるのは素晴らしいことです。その勇気を僕らがシェアして、みんなで前に進んでいけたらいいなと思ってます」と話していた。
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