ホルモン、KANA-BOONとともに新木場をヘドバンの波に

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マキシマム ザ ホルモンがライブツアー「MAGROSTIC FRONT~kin to gin no tsutsumi ni haitta shikakui tuna no yatsu saikin tabeteru?~」の最終公演を昨日1月22日に東京・新木場STUDIO COASTにて開催した。

マキシマム ザ ホルモン「MAGROSTIC FRONT~kin to gin no tsutsumi ni haitta shikakui tuna no yatsu saikin tabeteru?~」東京・新木場STUDIO COAST公演の様子。(Photo by Kazushi Hamano)

マキシマム ザ ホルモン「MAGROSTIC FRONT~kin to gin no tsutsumi ni haitta shikakui tuna no yatsu saikin tabeteru?~」東京・新木場STUDIO COAST公演の様子。(Photo by Kazushi Hamano)

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KANA-BOON(Photo by Kazushi Hamano)

KANA-BOON(Photo by Kazushi Hamano)[拡大]

最初に姿を現したのはゲストバンドのKANA-BOON。彼らは、シャツ姿の古賀隼斗(G)以外がホルモンのTシャツを着用するという気合いの入りっぷりを見せ、「フルドライブ」で一気に会場をヒートアップさせた。MCでは谷口鮪(Vo, G)が、中学生のときにホルモンのアルバム「ロッキンポ殺し」に衝撃を受け音楽を始めたと明かす。そして「卒業アルバムに、デビューしたあと、ホルモンと対バンするって書いたんです。10年越しで夢が叶いました」とうれしそうに語った。また今回のツアータイトルが「MAGROSTIC FRONT」であることに触れ、自身の名前「鮪」と「フィットしている」と笑顔で付け加えた。彼らはその後、「 “腹ペコ”な皆さんにおなかがいっぱいになる曲を用意してきました」と言い、コール&レスポンスで一体感を生み出した「ないものねだり」や、前日1月21日にリリースしたばかりのアルバム「TIME」収録曲「スノーグローブ」などを披露。最後に谷口が「今日は受け入れてくれてありがとうございました。めちゃめちゃうれしかったです!」と素直な気持ちを吐露し「シルエット」で自身のステージを締めくくった。

マキシマム ザ ホルモン「MAGROSTIC FRONT~kin to gin no tsutsumi ni haitta shikakui tuna no yatsu saikin tabeteru?~」東京・新木場STUDIO COAST公演の様子。(Photo by Kazushi Hamano)

マキシマム ザ ホルモン「MAGROSTIC FRONT~kin to gin no tsutsumi ni haitta shikakui tuna no yatsu saikin tabeteru?~」東京・新木場STUDIO COAST公演の様子。(Photo by Kazushi Hamano)[拡大]

ナヲ(ドラムと女声と姉)(Photo by Kazushi Hamano)

ナヲ(ドラムと女声と姉)(Photo by Kazushi Hamano)[拡大]

転換が終わり、ステージ後方に大きなバックドロップが設置されると観客から怒号のような歓声が上がる。その声に迎えられるように登場したホルモンの4人はダイスケはん(キャーキャーうるさい方)の「新木場の力を見せてくれー!」というシャウトを合図に「恋のメガラバ」をドロップ。熱狂した腹ペコたちはモッシュやクラウドサーフ、ジャンプを繰り返し会場を揺らした。

キラーチューンの演奏を終えるとナヲ(ドラムと女声と姉)が「新木場、すでに仕上がってるやないか!」とうれしそうに口にし、バンドは早々にMCへ。ナヲは「いきなりの雑談で大丈夫ですか?(笑)」と声を掛けつつも、「(観客も)だいたい年食ってるからこういう時間がマジで必要だよね」と言い、ダイスケはんとともに軽妙なトークで会場の笑いを誘っていく。またナヲは今回のツアーについて「特にリリースもない、自由なツアーへようこそ!」と説明。「自由感伝わってる?」と言い、彼らはCMソングを歌ったりお笑い芸人のネタを織り交ぜたりと“自由な”MCを展開した。

ひとしきり話をすると、ナヲが「ドカンと行こうぜ、新木場! ファイナル行こうか!」とファンを鼓舞し、バンドはライブを再開。彼らはアニメ映画「ドラゴンボールZ 復活の『F』」の“バトルソング”に決定した「『F』」、ダイスケはんとマキシマムザ亮君(歌と6弦と弟)、ナヲが次々とボーカルを入れ替える「便所サンダルダンス」などを間髪入れずにプレイしていく。ダイスケはんが「新木場STUDIO COAST、ヘドバンの波を巻き起こせ!」と煽った「maximum the hormone」では、腹ペコたちがダイスケはんの言葉に応えるように一斉にヘッドバンギングを繰り出し、壮観な光景を作り上げた。「ロッキンポ殺し」の演奏前にはナヲが、KANA-BOONのMCを受け「うちらちょっとしたレジェンドみたいになっちゃって(笑)」と照れながら話し、「平成生まれに負けんなよ」と腹ペコたちを煽る場面も。さらに4人は、上ちゃん(4弦)の歪んだ音色のタッピングが光る「生理痛は神無月を凍らす気温。」、亮君の不穏なギターフレーズから始まる「ブラック¥パワーGメンスパイ」、ナヲがヘッドマイクでキュートに歌い上げる「え・い・り・あ・ん」など新旧織り交ぜたセットリストで場内を熱狂させていく。恒例の“恋のおまじない 反るバージョン”を挟み投下された本編ラストナンバーは「恋のスペルマ」。フロア上方の巨大なミラーボールが場内を彩り、バンドはキャッチーかつ重厚なサウンドで腹ペコを最後まで踊らせた。

アンコールで再びステージに登場したメンバーは突然AIの「Story」を歌い始めたり、ドリンクカウンターで休憩するファンに向かって話しかけたりとやりたい放題。しかし一転、ナヲが「2015年がここから始まるよ! やれんのかって聞いてるんだよ! ここからさらにさらにさらに行こうぜ、新木場!」と焚き付けるとバンドはアグレッシブに「ぶっ生き返す!!」「握れっっ!!」をドロップ。楽しそうに暴れる腹ペコたちを見渡し、ナヲが最後に「今年も遊ぼうぜ」と言い放つ。熱気に包まれる中、4人はステージをあとにした。

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マキシマム ザ ホルモン「MAGROSTIC FRONT~kin to gin no tsutsumi ni haitta shikakui tuna no yatsu saikin tabeteru?~」
2015年1月22日 新木場STUDIO COAST セットリスト

KANA-BOON

01. フルドライブ
02. 1.2. step to you
03. ウォーリーヒーロー
04. 盛者必衰の理、お断り
05. ワカラズヤ
06. ないものねだり
07. スノーグローブ
08. シルエット

マキシマム ザ ホルモン

01. 恋のメガラバ
02. 「F」
03. What's up, people?!
04. maximum the hormone
05. 鬱くしきOP~月の爆撃機~
06. 鬱くしき人々のうた
07. 便所サンダルダンス
08. ロッキンポ殺し
09. ロックお礼参り~3コードでおまえフルボッコ~
10. 生理痛は神無月を凍らす気温。
11. アンビリーバボー! ~スヲミンツ ホケレイロ ミフエホ~
12. ブラック¥パワーGメンスパイ
13. え・い・り・あ・ん
14. メス豚のケツにビンタ(キックも)
15. 恋のスペルマ
<アンコール>
16. ぶっ生き返す!!
17. 握れっっ!!

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ダイノジ・大谷 @dnjbig

#ホルモン合宿

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