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the telephones、“世界一のオーディエンス”と踊った年末公演

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the telephones「SUPER DISCO Hits 9 !!! CENTER OF THE DISCO!!!~TDCの真ん中でDISCOを叫ぶ~」の様子。(Photo by Azusa Takada)

the telephones「SUPER DISCO Hits 9 !!! CENTER OF THE DISCO!!!~TDCの真ん中でDISCOを叫ぶ~」の様子。(Photo by Azusa Takada)

the telephonesが昨日12月23日に東京・TOKYO DOME CITY HALLにてワンマンライブ「SUPER DISCO Hits 9 !!! CENTER OF THE DISCO!!!~TDCの真ん中でDISCOを叫ぶ~」を開催した。

「SUPER DISCO Hits!!!」はthe telephonesの年末恒例イベント。来年5月に迎える“結成10周年”に向けた重大発表が行われると事前にアナウンスされており、TOKYO DOME CITY HALLには大勢のファンが駆けつけた。

おなじみのSEに合わせて客席からハンドクラップが湧き上がる中、アフロヘアのカツラをかぶった石毛輝(Vo, G, Syn)、長島涼平(Ba, Cho)、岡本伸明(Syn, Cowbell, Shriek)、そしてこの日のために髪をシルバーに染め上げ坊主頭に、さらに顔面をシルバーに塗りミラーボールになりきるという松本誠治(Dr)の4人が会場の真ん中に設営されたステージに登場。歓声と笑い声が入り混じる中「Oh! Yeah! 今年もやってきたぞ。SUPER DISCO Hitsへようこそ!」と石毛は観客たちを歓迎し、煌々と輝くミラーボールの下「Hyper Jump」で勢いよくライブをスタートさせた。

いつにも増して気合いの入った様子の4人は、初期ナンバーと最新アルバム「SUPER HIGH TENSION!!!」の収録曲をバランスよく配置したセットリストでステージを展開していく。「せっかくなので懐かしい曲を」という石毛の言葉から披露されたのは、インディーズデビューのきっかけとなった「I and I」。この楽曲では石毛が高らかに鳴らすギターリフ、岡本が楽しげにコーラスしながら奏でるシンセサウンド、長島のスラッププレイ、松本がパワフルに叩くドラムが混ざり合い、絶妙なグルーヴを生み出していた。

「みんなはロマンチックかい?」と呼びかけた石毛がハンドマイクで「Romantic Disco」を歌えば場内はピンク色に染まり、インタルード「Space Communication」から「Starship Romance」に突入すれば、ステージ上方に設置された筒状のモニターに彗星が駆け抜ける宇宙空間が映し出される。4人が自慢と語る“チームテレフォンズ”による演出の数々もオーディエンスの興奮をより大きいものにさせていた。演奏と同様に岡本のMCも絶好調で、同日に東京ドームでコンサートを行っている嵐と同い年だが、彼らより自分たちのほうがいい人生を送れていると語る。その理由を「だってみんなに会えてるからさ! 愛してる!」と述べ、会場に集まったファンに感謝の意を示した。

後半ではライブで定番のナンバーが中心に披露されていく。ステージが180度回転した「Don't Stop The Move, Keep On Dancing!!!」や岡本が客席に飛び込んだ「It's Alright To Dance(Yes!!! Happy Monday!!!)」を筆頭に、動きのあるステージングでオーディエンスを惹きつけ、会場全体が手を振る「A.B.C.DISCO」が届けられると場内の一体感はより強固なものとなった。その後投下された「I Hate DISCOOOOOOO!!!」では「オーオーオーオーオーオーオー」というシンガロングに合わせて、ステージが上昇。ビジョンに映し出された燃えるミラーボールのごとく、フロアの温度も熱くなり「DaDaDa」「sick rocks」ではモッシュがいたるところで発生していた。

バンドは「死ぬまでDISCOしようぜ!」という石毛の決めゼリフから始まった「Keep Your DISCO!!!」、観客たちが猿のように踊り狂った「Monkey Discooooooo」でラストスパートをかける。「すげえあっという間で楽しい時間でした。本当にありがとう。いろいろある世の中ですが、こうやって音が鳴ってる場はずっと一番ハッピーな場所だと俺は信じています」と石毛は口にし、ラストナンバー「Odoru~朝が来ても~」へとつなぐ。カラフルな風船が舞う中「この場所でしか生まれない奇跡さ」と石毛は力強く歌い、オーディエンスはその歌詞を噛みしめるように熱心にステージを見つめながら手を振った。

アンコールではファンが待ちわびていた“10周年”の重大発表として、3月にキャリア初のベストアルバムをリリースすることがアナウンスされた。また「SUPER DISCO Hits!!!」では恒例となっている新曲のお披露目も行われ、石毛のラップが炸裂するファンキーなディスコチューンが届けられた。この新曲と「Baby,Baby,Baby」「Urban Disco」の2曲をプレイしたところで、アンコールは終了。鳴り止まない拍手に応えて行われたダブルアンコールでは“10周年”の重大発表の続きが告知された。

石毛から明かされたその内容は結成10周年記念日当日である5月21日に東京・日本武道館にて単独公演を開催することと、その公演が2015年最後のワンマンライブとなること。そして10周年を1つの区切りとして、2015年をもって無期限に活動を休止するということだった。ハッピーなニュースとつらいニュースを同時に受け取り困惑した様子のファンたちに向けて、石毛は「でも僕らみんなで話して考えた結果なので、テレフォンズという存在を見届けるためにぜひ5月21日に日本武道館に来てください」と伝え、まっすぐ前を向きながら「俺はテレフォンズのオーディエンスが日本というか、世界一好きです。本当にありがとう。この9年分の感謝を込めて最後に1曲、“愛とディスコ”をみんなに贈らせていただきます」と話す。観客たちに石毛は「歌おうぜ、一緒にみんな!」と明るく呼び掛け、「本当にありがとう。今までで一番心を込めて演奏します」と宣言してから「Love&DISCO」を歌い始める。彼の宣言通りバンドは同曲を愛おしそうな表情で奏で、2014年の集大成ライブ「SUPER DISCO Hits 9 !!! CENTER OF THE DISCO!!!~TDCの真ん中でDISCOを叫ぶ~」を終了させた。

the telephonesのオフィシャルサイトでは、バンドが活動休止前最後に行う結成10周年を記念したワンマンライブ「武道館 DE DISCO!!! ~SUPER DISCO Hits 10!!! the telephones 10th Anniversary~」のチケット先行予約受付を実施中。1月15日が締め切りとなっているので、参加希望者は忘れずに申し込もう。

the telephones「SUPER DISCO Hits 9 !!! CENTER OF THE DISCO!!!~TDCの真ん中でDISCOを叫ぶ~」
2014年12月23日 TOKYO DOME CITY HALL セットリスト

01. Hyper Jump
02. clashed mirror ball
03. Beautiful Bitch
04. HABANERO
05. Take Me Higher
06. Ex-Boyfriend
07. I and I
08. kiss me, love me, kiss me
09. Romantic Disco
10. Space Communication
11. Starship Romance
12. Heigh-Ho
13. Don't Stop The Move, Keep On Dancing!!!
14. Broken Government~理想の世界~
15. It's Alright To Dance(Yes!!! Happy Monday!!!)
16. A.B.C.DISCO
17. I Hate DISCOOOOOOO!!!
18. DaDaDa
19. sick rocks
20. Keep Your DISCO!!!
21. Monkey Discooooooo
22. Odoru~朝が来ても~
<アンコール>
23. 新曲
24. Baby,Baby,Baby
25. Urban Disco
<ダブルアンコール>
26. Love&DISCO

武道館 DE DISCO!!! ~SUPER DISCO Hits 10!!! the telephones 10th Anniversary~

2015年5月21日(木)東京都 日本武道館
OPEN 17:30 / START 18:30

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