第10回したまちコメディ映画祭in台東「映画秘宝まつり2017 -THE FINAL CHAPTER-」が本日9月17日に東京・浅草公会堂で行われ、「
俳優としても活動する
会場が暗くなると、グラインドハウス・リリーシングのロゴが浮かび上がり、オープニング映像がスタート。2017年に亡くなった映画人たち、
その後、オープニングトークで姿を現した町山、平山、高橋の3人。3階席まである会場が満席になっている様子を見た平山は、「今回で本当にやめんの?」と「THE FINAL CHAPTER」が付いた本日のイベントに対し一言。町山は「映画秘宝まつりなんて毎月やってもいいじゃん」と話し、会場からは拍手が。高橋がイベント直前まで徹夜で編集したというオープニング映像。高橋は「やりきれないですよ。ロメロもトビー・フーパーも亡くなるし、景気いい感じには作れなかったですね……」と嘆く。
テレビシリーズ「Key & Peele(原題)」でコメディアンとして活躍していたピールの映画監督デビュー作となる「ゲット・アウト」。一足先に本作を鑑賞していた平山は「ホラーというより、とんちが利いてて面白かったですよ」と。そして「お笑いの人はホラーもうまいんだよね。笑いのツボって、少し火力を上げればホラーになるから」と感想を語った。その後、ティーカップを親指と人差し指で上品に持ったピールによる、したコメへのメッセージ映像が流され、「ゲット・アウト」の上映が始まった。
上映終了後、再び3人が登壇。スライドショーとともに「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」についてのトークが行われる。キングが原作小説を執筆する際に、劇中のピエロ“ペニーワイズ”のモデルにしたという殺人鬼ジョン・ウェイン・ゲイシーの説明や、1990年のテレビシリーズ「IT」と「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」におけるペニーワイズの顔面比較などが行われた。高橋が「ティム・カリーが演じた昔のほうが顔面力は勝ってるね」とコメントする一幕も。
「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」の上映終了後には、町山による解説が行われた。9月8日に封切られたアメリカでオープニングの週末興行収入が、120億円を突破するほどヒットを飛ばしている本作。町山は「欧米で2016年にピエロパニックが起こったんです。ハロウィンの頃に、ピエロの格好をした人たちが夜道にいて、子供たちを脅したり」とヒットの理由を分析。また“IT”の和訳について「これは“それ”って意味じゃないんです。アメリカでは鬼ごっこするときに、鬼を“IT”と呼ぶんですね。子供たちは『I'm it.(私が鬼)』とか『You are it.(君が鬼)』って話すんです。だからペニーワイズに追われる子供たちはそれを“IT”と呼ぶんです」と語った。
「ゲット・アウト」は10月27日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか、「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」は11月3日より東京・丸の内ピカデリーほか全国でロードショー。
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- 第10回したまちコメディ映画祭in台東 公式サイト
- 「ゲット・アウト」公式サイト
- 「ゲット・アウト」予告編
- 「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」公式サイト
- 「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」予告編
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